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コーチェラ2023で見逃せなかったパフォーマンス「見つけた新たな才能」

投稿者:さかな先生 (ツイッターで音楽のことつぶやいてます

コーチェラは、アメリカ・カリフォルニア州インディオで開催される音楽フェスティバルです。コーチェラ・フェスティバル以外にはとりたてて何もない、モハビ砂漠ってところで開催されています。
2023年の開催日程は、4月14日から16日、21日から23日です。今年もコーチェラでのライブはYouTubeにて配信される予定となっており、両週末ともに配信されました。

コーチェラ2023年のラインナップが発表され、6つのステージで150組以上のアーティストが出演しました。

2023年のヘッドライナーはBad Bunny、Blackpink、Frank Oceanです。その他、Rosalía、Gorillaz、Björk、Charli XCX、Burna Boy、Alex G、Jai Paul、Glorillaが出演しました。

詳細はこちら。


ハイライトも上がっておりますので、ぜひご確認ください。


ラインナップ

大トリとされるヘッドライナーが、プエルトリコのバッド・バニー、K-POPグループのBLACKPINK、アメリカ合衆国のフランク・オーシャンと、多言語グローバルスーパースターのラインナップになったこと。全員が非白人っていうのは、史上初らしいです。

バッド・バニーは3年連続でSpotifyの世界で最も聴かれたアーティスト1位になったようですので納得の選出ですね。(個人的には、まだ良さはよくわかっていないけど。)
ヘッドライナーのBLACKPINKはもちろん、バッド・バニーや他ラテンアーティストのYouTubeのMV再生回数も数億単位のものがたくさんあります。

オンライン化は皆楽しめるからありがたいですね。

BLACKPINK がヘッドライナーはすごいこと

コーチェラの転換期と言われたのが、2019年にアリアナ・グランデがヘッドライナーになったとき。(このときも配信を観ていましたが、やばいステージングでした。)というのも当時はポップスターを「偽物」と考える風潮も微妙にあったらしいです。キュートでフェミニンで若くて、若年女性ファン率が高いガーリィ文化のアイコンってことで、ポップ蔑視、ポップスターを見下す風潮が一掃された年度として位置付けられています。

ブラックピンクのヘッドライナーで、「Kill This Love」や「Pink Venom」などのヒット曲で踊っているとき、最高のフェスの瞬間を感じることができたのです。40分ほどの短い時間でしたが、何千人もの音楽ファンに囲まれて、K-POPグループとして初めて世界最大級の音楽フェスティバルのヘッドライナーを務めたという現実に浸ることができたのです。

一番印象に残ったステージ

なんと言ってもロザリア。スペイン語圏のスター。

ロザリアは観客に自身の圧倒的なステージングを見せつけた。アルバム『MOTOMAMI』にちなんで大きなバイクのヘルメットをかぶり、その後、自撮りカメラを持って観客の高さまで降り、マイクに向かってコーラスをさせる。
また、大勢の男性バックダンサーがセットに活気を与え、ライブストリーミングで配信されたこのイベントでは、ロザリアは、素晴らしい振り付けの中で彼女の周りを動き回るカメラに向かって、しばしば直接微笑みながら、自宅の人々にアピールしていました。

あとは、新しい婚約者であるプエルトリコ人歌手ラウ・アレハンドロをコーチェラのメインステージに登場させた。二人はEP「RR」からの数曲を演奏し、観客のうっとりするようなダンスを披露しました。

ソファから見ている人を夢中にさせるようなショーにしたいと願う未来のアーティストのためのロードマップを提示した。カメラクルーも自前だったそうです。

作り込まれた演出に埋もれることなく、自身のフィジカルなかっこよさ・美しさで、演出もろとも場を支配して押し上げる感がもう凄すぎてSNS時代の距離感をナチュラルに表現していたり、今回のコーチェラの中でも圧倒的でした。

演奏面で言えばDinner Party

Gobiテントでのオールスターのニュージャズプロジェクトのパフォーマンスは、音楽性が重要であることを示した。このスーパーグループには、Kamasi Washington、Terrace Martin、9th Wonder、Robert Glasperがいる。
この熟練したアーティストたちは皆、1分間に多くの音を奏で、多くの人が1時間で演奏するよりも多くの音を奏でる力を持っていますが、彼らはまた、抑制が解放と同じくらい重要であることを知っており、徐々に盛り上げていくリフレインが最高でした。若い芸術としてのジャズの復活は歓迎すべきことだ。このスーパーグループは最先端のジャズを引っ張っていくメンバーで構成され、その個性の集合体はそれぞれ単体の何倍もの価値があった。

その他、素晴らしいアーティストが沢山。

Hiatus Kaiyote
Dinner Partyに次ぐ良さ。
Yaeji
基本マイク一本で挑む姿がとてもかっこよい。
boygenius
3人の壮麗な歌声が重なり合う様は、フェスでは抜群すぎてロマンチックに最高。
FKJ
相変わらずしゃれとんしゃ。


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