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飲食店経営をやってみて(売上全公開)

どうも皆さん、筋ばんわ! 
今日も筋トレしてますか?
タンクです。

この度鶏あえずタンパク渋谷ストリーム店を閉店することにしました。  
多くの常連様とスタッフに支えられて、これまでお店をやってこれました。
本当に筋謝です。
お陰様で渋谷のカタボリックを少しでも阻止出来たのでは、と思っております。
短い期間ではありましたが、飲食店を経営してみて色々感じたことがあったので、ここでレポートさせてください。

何故お店を始めたのか?

お店をオープンしたのは2019年9月です。(3ヶ月前)
このお店を始める前は表参道の間借り店舗で、冷凍の高タンパク食材デリバリーサービスの検証をしていました。(NHKで取材された記事をどうぞ!)

上記サービスでは自分自身満足出来なかった、「手頃で美味しく高タンパク!」を体現するためにリアル店舗をやってみようと思い立ち、すぐに物件を決めてだいぶ見切り発車ではありましたが、翌月OPENを決めました。

時間が無い中、お店の名前やメニュー考案など、色んな人に助けれられてこれまでやってこれました。筋謝。

そしてオープン

メニューも看板も無しでスタート。
恐らくお店の前を通った人からは、店頭にタンクトップの奴がいる怪しい店に思われていたことでしょう。
Twitter経由で店の存在を知ってくれた方が多く訪れてくれて、ランチ時には店の前で列をなしてお待ち頂く日もありました。

飲食では日本初?!Slack上で事前注文システムを構築

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ランチの限られた休憩時間内に、お客さんを待たせてしまう課題感から、ピックアップの最適化を図りました。
鶏あえずタンパクのお客様の層が近隣IT企業だったので、Slackで各企業のチャンネルを作り、bot経由で毎日のリマインドから注文まで簡単に出来るような注文システムを構築しました。
メニューの更新などちょっとしたお客様とのコミュニケーションを取る場所でもありました🥺

売上推移

お陰様で多くのお客様に愛され、売上もMoM150%成長と好調でした。
直近の11月の売上高は140万超え。
下記はガチの数字です。

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オープン翌月以降は弁当だけで単月100万売上を達成し、ランチ営業で且つ弁当だけの店舗にしては、悪くない数字かなと思っております。
11月はありがたい事にケータリングや仕出し弁当の依頼が多くあったため、営利がグッとあがりました。

じゃあなんで店を辞めるのか?

ニッチだけど刺さる人には超刺さるコンセプトのお店であっただけに、リピーター率90%超えと、とてもコアなファンの方に愛されていたお店でした。
しかし、飲食店経営の現実はそう甘くなく、粗利を増やすためには販売数を増やさざるを得ません。

新しいメニューの開発を行っても原価構造はほぼ一緒なので、結果利益率は大きく変わりません。
1店舗における販売数にも限界があるので、実質粗利を増やすには、店舗拡大しか事業スケールは見込めません。
「でも黒字なら、続ければいいじゃない。」と多くの方は思うでしょう。
僕もそうでしたし事実、数週間前までは閉店ではなく2店舗目のOPENを予定していました。
しかし何か引っ掛かる部分があり、このモヤモヤを解消するために自問自答を続けました。

本当に自分がやりたいことはなんだったのか?

何故この事業をやっているのか?
色々考えました。
そして事業と自分自身のパッションの持続性観点から、一旦お店は閉めることにしました。

私が成し遂げたいことは、日本の筋肉のアップデートです。(抽象度高すぎ)
日本における筋トレ及びフィットネス人口がもっと増え、心身共に健康な国に誘(いざな)う。これが私の役目だと思っています。

そのためにやらなくちゃいけないことは何か?
リソースも限られているため、事業の選択と集中をしなくてはいけない。
結果、お店を畳むことにしました。

次は何をするの?

変わらず日本の筋肉をアップデートするための事業をどんどんやっていきます。
弊社では飲食事業以外で、ジムの立ち上げサポート事業を行っています。
「ジムを新しく作りたい!」といった方々、お気軽にご連絡くださいませ。
一緒に最高のジム作りましょう!

そしてリアル店舗も条件に見合う間借りスペースが見つかれば継続も視野に入れています。(以下条件です🙏!)

【希望する店舗の条件】 
- 10:00~15:00貸してくれるお店
- 業務用ガス2口コンロ以上 
- 賃料10万前後 
- 渋谷/新宿/六本木駅から徒歩10分以内

もしございましたら!!!!!

また店舗経営をしたことで、食の課題がリアルに見えてきたので、今後もこの筋トレ×食の領域はチャレンジしていこうと思います!
筋トレ好きな投資家の方などいらっしゃいましたら、是非一緒に日本の筋肉について語り合いませんか?
お誘い待っています。

それでは長くなりましたが、これからもKinTech社をどうぞよろしくお願い致します!
KinNikuからKinTechには、いつなることやら。。。 
 
筋謝!

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