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自分を客観的に見ることを忘れずに

気がつけば大晦日です。後ろで紅白歌合戦の歌声が鳴り響いています。
毎年いろいろ言われる番組ですが、これだけのパフォーマーを生で
一同に稼働するのはNHKならでは、スゴいことだなあと思います。
演出が年々クサくなっているので音声だけでじゅうぶんですが(笑)

今月は月頭に一本しか投稿できていませんので、
年を越えるまでになんとか年の締めの投稿をできればと思います。
果たして間に合うでしょうか(ただいま22時前です)。

今年は自分にとって経営者一年目の節目の年となりました。
「会社員の時と何が変わるんだろう?」と思っていましたが、
同じ席に座って同じPCに向かっていても、見る景色は全く違うなあ、と
あらためて実感しています。以下雑感。

●経営者には自分でやらなければいけない仕事と、自分ではやってはいけない仕事しかない(中間がない、曖昧な仕事はあってはいけない)
●自分の発する一言は、自分で考えているよりもずっと重い
●一度決めたことを修正できるのは経営者だけ(そうしないと禍根を残す)
●すぐに成果や利益に結び付く仕事はない。すぐ結果が出たように見えてもその下地は時間をかけて築かれたもので、それを見極めるのが経営者

今年は体制の大きく変わった会社で、新しいスタッフを採用するところからスタートしました。面接でも一筋縄ではいかない会社の現状を説明し、それでもこの仕事がしてみたい、という2人を採用しました。人手も予算も限られた条件の中で、失敗も多くありましたがなんとか無事に年末を迎えられたのは、この2人の力がとても大きかったと思います。私は自分自身納得のできない、曖昧なままでは何も決めない人なので、時に厳しい言葉もかけただろうなと思います。自分が会社員時代に果たしてできていただろうか?と思うようなことも要求しなければならない局面が、今年は多くありました。それを自分たちなりに考え、解決しようとした跡を感じる仕事が多くありました。彼ら彼女らに、自分がため込んできたノウハウを一つでも多く伝えられれば、そのために時間を費やせればと思います。

上に書き出した四つの項目は、書いてみるとごくごく当たり前のことなのですが、日々いろんなトラブルや未知の出来事に直面する中では、すぐに忘れがちになることばかりです。今年はこのことを身をもって知ったので、来年はどんなに砲弾が飛んでこようが「これはこうなんだ」と言い続けられるような経営者になりたいと思います。まだ自信はありませんが・・・。

太平洋戦争で連合艦隊司令長官を務めた、山本五十六の格言、
「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」
という言葉が、折に触れて思い出されました。今年は前三つまでしか進むことができませんでしたが、来年は後二つまでしっかり実現することが目標です。

山本五十六で思い出しましたが、今年は第二次大戦関連の書籍の出版がいつになく多かった印象です。国対国の大きな視点から、局地的な作戦の背景の分析、英雄とされてきた人物の光と影を描いたものまで様々です。「戦後●●年」とか節目ではないにもかかわらずです。これはこの時代を生きた人たちが加速度的に少なくなっていることや、そのことで「タブー」として世に出しづらかったことが、書籍としてまとまり始めたということなのかもしれません。あとはこの時代の出来事が、体験から歴史に変わろうとしている、その節目にさしかかっているということなのかもしれません。書籍としてまとめられる以上、著者の主観は必ず入りますが、「客観的であろう、現代にこの出来事の意味を問おう」と考える人たちが増えていることは、とても大事なことだと思います。

自分のやっていることを、常に客観的な視点から見つめなおすことは、必ず自分や周りのためになると思います。大きな目標ばかりですが、来年はその実現に一歩でも近づきたいと思います。嵐が歌い終わったので、紅白歌合戦も残りあとわずかのようです。年内に書き終えてよかった(笑)

皆様よいお年をお迎えください。来年もよろしくお願いします。


2012年に、京都から富山県の南砺市城端(なんとしじょうはな)へ移住してきました。地域とコンテンツをつなげて膨らませる事に日々悩みながら取り組んでいます。 Twitter⇒https://twitter.com/PARUS0810