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AIを捨てよ、図書館へ行こう

久々にChatGPTのハルシネーション※を見た気がします。
(※AIのハルシネーションは、モデルが非実在情報を真実と生成する現象です)

太宰治ではなく、寺山修司です。
ちなみに、記事後半にも書いていますが、Gemini Advancedは正解しています!

さて、そもそもとしてこの間違い気づける人はどれだけいるでしょうか。
おそらく今、この文章を読んでいる人は「そうだっけ?」くらいは思ったかもしれません。
ただ、知識として知らないと間違いに気付く事が出来ません。

そこでこの記事では、最近AIを便利に使う(あるいは振り回されている)人向けに、図書館に行ってみよう、と促す記事となります。
別にそうで無い人も、行ってみても良いかも知れません。良い気分転換になりますよ😄


図書館のメリット

図書館利用のメリットは多く聞きますが、デメリットについてはあまり語られることが少ないように思います。
以下、最近見たメリットについて書かれた記事です。

自分は先日(3月1日) 初めて引っ越した近所の図書館に行ってみました。そこで改めて思えたことがいくつかあり、それをベースに以下を記述しています。

集中力の向上

いわば図書館というのは本を読むところです。もちろん、自習する人も、単に休憩している人もいますが、概ね静かで集中するには最適です。
やはり場というものも重要です。非常に気が散りにくく、大変過ごしやすかったように覚えています。

物理的な出会い

基本的に図書館は紙ベースです。目的の本も、そうで無い本も探すのはそこそこ手間です。ctrl + Fでその場で検索はできません(端末で大体の位置は分かりますが)。そして、出会うまでの道のり、出会ってからの質感、におい、それらが読書体験を彩ります。
単に情報として摂取するわけでは無く、出会いまでのストーリーとして体験できるのも面白いと感じました。
何でもタイパの時代ですが、こういう冗長で無駄なところから、得られる安らぎや気づきもあるものだと感じました。

また、目的の本にたどり着くまでに普段は見ないような本を手に取る機会もあります。これは非常に大きな意義を持っています。
我々は知らずのうちに、不要な情報は遮断するものです。また、身近なアルゴリズムもそのように動作していることが多いです。
例えば有名な話だとGoogleの検索結果があげられます。
ちょっと古い話ですが、「BP」と検索すると、普段株価等を気にしている人と、環境に意識を払っている人とで、検索結果が異なるという話がありました。(閉じこもるインターネット、より意訳して引用。以下、Amazonアソシエイトリンクです。)

YouTubeも何でもそうですが、かなり人によってカスタマイズされています。そうして、興味がないものからどんどん遠ざかってしまうのです。
これが、可能性や機会を逸してしまう1つのきっかけになります。
世界はもっと多様であり、まだまだ未知のものに満ちています。世界はつまらないと思っている人は是非、各アカウントをログアウトしてみてください。GoogleもYouTubeもTikTokも何でもそうです。こんなものがあるのか、という面白い発見ができるかもしれません。そして可能なら図書館へ行きましょう!

情報の質

何より図書館の本の質は高いです。それは、本そのものの出版にかかるプロセスにおけるレビューや、司書による選定のプロセスを含むためです。
また、AIの回答は面白いですが、さきにあげた例にあるように、多分に間違いが含まれている場合があります。
物事を正しく知っておくうえでは、やはり図書館は今の時代も有用でしょう。

社会的な交流

自分はあまり好きでは無いですが、図書館に行くとその地域のイベント事にも気付く事になります。とくに、引っ越してきたヨソ者なので、へぇ!、と思いながら掲示物を眺めるのも興味深いです。
自分の地元であったとしても、意外と知らないことも多いと思います。世代間のギャップがより広がる中で、こういうところを接点として、新しい視点を持つことは極めて有用だと思います。

無料です!

本を買うのは、例え中古でも出費があります。そういうのが痛い人は尚更図書館を使うべきです。どんな高額な本も無料で読めますし、基本的に借りることができます。地域によりますが、取り寄せもできたり、予約もできるのでぜひ活用しましょう!
せっかく税を納めているのであれば、活用しない手は無いです。

まとめ

図書館はその性質上極めてアナログです。電子書籍のレンタルもあって良いでしょうに、それはありません。そして極めて不便な側面もあります。例えば、直接返しにいかなければならないや、そりゃそうですが書き込みも禁止です。
けれども、そういった制約の中に見えてくるものもあります。
あまり良くないですが、アンダーラインが引かれていたり、落書きされているものもあります。そこに、人とのつながりというか、単に買って読む以上の経験ができるような気がしました。

ちなみに誤解の無いように言っておきますが、国立図書館ではデジタルで見ることができる資料もあります。

ただし、全般的にまだまだ不十分ですよね。時代にあわせて、提供されるサービスも進化しても良いように思います。

おまけ(ChatGPTとのやりとり等)

聞き方にもよりますが、やはり日本の知識にはまだ弱いですね。あるいは、日々チューニングされているので、その兼ね合いかもしれません。
聞き方でかなり変わるもので、例えば以下のように聞いた場合はChatGPTは正解します。

ふわっとした聞き方は慎みましょう
ちなみに、出版は1967年です……

ちなみにGemini Advancedは正解しています。

余談

見出し画像は借りた本の一部です。

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