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短歌のおもちゃ箱10

今日は、ふるさと岡山を題材にした短歌を紹介します。

・その上に雪を頂く国境碑「従是東備前国(これよりひがしびぜんのくに)」

・如月や吉備の野に降る粉雪の舞うも楽しと生きてゆくなり

・「吉備高原都市」にはやはり違和感を持ちつつ自然薯とろりを食みぬ

・したたかに酒を飲みたるこの宵のわれを待ちいる吉備線最終便

・雷鳴は轟き夕立は盛んなり故郷岡山の夏は暮れゆく

大学の4年間を除いた人生のほとんどを岡山の地で過ごしました。そしてこれからも過ごしていくでしょう。

岡山では、雪は珍しいものです。近年は温暖化でいっそう雪を見ることが減りました。

ひと時代前の長野士郎県知事の時代、岡山県は猛烈な箱物行政をしていました。ほんとに田舎の吉備高原(統合されて今は吉備中央町にあたるところ)に企業を誘致し、一大工業団地を作る、という発想のもと、吉備高原にさまざまな箱物が建てられ、県財政は大幅な赤字に転落しました。

後の石井正弘知事、現在の伊原木隆太知事のもと、財政はそれなりに健全化しているとのことです。自然薯は吉備中央町の特産品です。

「吉備線」は数年前から「桃太郎線」と名前が変わり、桃太郎と犬、猿、雉、それに鬼のキャクターに彩られた列車が走っています。

まあいろいろと思うことはあっても、故郷は大好きな街なのです。


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