アーティストなのか、デザイナーなのか。私はカタリスト。

ものづくりが楽しい。
そんな純粋な動機でものをつくる人は多い。

いつの間にか、作ったものが「作品」と呼ばれるようになる。
そして、「アーティスト」を自称するようになり、
アーティストらしく、ポートフォリオを埋めるように作品を作り続ける。

いつの間にか、制作依頼を受けて「仕事」になる人もいる。
そして、「デザイナー」を名乗って仕事をとるようになり、
デザイナーらしく実績を羅列して営業するようになる。

アーティストとは何?デザイナーとは何?
そんなことでいささか違和感か迷いが生じる美大卒が大勢いるのではないかと思う。私はまさにそんなひとり。

小学生に「好きな科目は?」と聞くと、
だいたい答えは成績が一番いい科目。
それは成績が一番いいから好きになったのか、
一番好きだから頑張れて成績がよかったのか、
もはや検証も難しい。

独自性、いわゆる自己表現を重んじてこそがアーティスト。
クライアントという他者の課題を解決してこそデザイナー。

一見相反するような職業ではあるが、
この両者を兼ねてこなしているような人が実に多い。

どちらにも、なりきれていない、
と焦る気持ちを持つのは私だけではないはず。
器用だけど、実は不器用。
そして、大概「器用貧乏」のような気がする。

そんな窮地に追い込まれる人に、
私は自分の経験談を届けたいと思う。

それは、「カタリスト」という着地点を、私が見つけたから。

昨日からカタリストとして働き始めた私は、
これから、言葉で綴っていきたいので、
同じ境遇の方、noteフォローして支え合っていけたらと。

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