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中国人に通じないポンコツ中国語の人が、なぜかぜったいやっている3つのまちがい学習法 谷崎光のインサイド・アジア


恥の多い生涯を送って来ました……と書いたのは太宰治だが、私も書きたい。恥の多い『中国語』生涯を送って来ました。

特に中国語の勉強法をまちがえた回数については、日本広しといえども私の右に出るものはいないであろう。えっへん。

……最近自慢することがあまりないので、自慢してみました。


正直、私は学校の勉強は努力のわりにはできた方である。
会社の仕事も出世欲もゼロで、なめてかかっていたわりにはまあ社長賞ももらったぐらいだからそういう"商社の若手の仕事”はできたんでしょ。


しかし中国語はやってもやってもできなかった。
とにかく現地で言っても通じない。相手の言うことも聞き取れない。会社員時代の中国出張時、アテンド客を連れているから見栄を張ってなんかテキトーにわかるふりをした時の、現地中国人スタッフの気の毒そうな、ヘンな動物を見るような眼は忘れられない(ありがとう王さん。後のモチベーションになりました)。
で、その後留学しても最初はけっこう劣等生でございました。



しかし現在は大手企業の中国人社長にインタビューしたり、自分で中国語の不動産契約書を作ったりもしています。ビジネスレベルで資格は旧HSK10級。これは中国の国家通訳の資格です。
テスト方式が変わったので、2年前に一応現地で受けておいた新HSKも当然無準備楽勝6級(あ、結果だけサイトで見て証書取りに行ってない!)。今のHSKはやさしいので、おっーほほほほとイヤミ満開(笑)。

で、このできない⇒できるへの移行は中国滞在時間or勉強時間ではない。

そう、勉強の仕方です。


今は語学学習はスマホもあるし、パソコンで安く会話授業も受けられるし、いいアプリもある。それでも長く中国にいても、日本でやっていてもできない人はたくさんいる。
中国でも沢山会います。いわゆるカタコト止まりの人。


そういう人を見ていると私がまちがえた勉強の仕方を必ず全部やっている。
私が日本とはいえ前後左右中国人、業務連絡も仕様書も通信文も全部中国語環境の中にいて会話が”できる”ようにならなかったのと同じ。
わかる、わかる……。
本当に昔の自分の横にピタッといて、教えてあげたい。あっという間にできるようになるから(そういう親切な人もいたんですが、上記のなんでも自分でそこそこできる、が災いして受け入れなかったんですね。もったいない)。


で、中国語勉強中の読者の皆さんに横ピタのつもりで、どうしたら早くできるようになるか、今後、いつもの記事と合わせて、いろいろお伝えしていきます。

まずはぜったいやってはいけない、この3つね。

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