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日本人が海外で働いて、勝ち組になるための選択のポイント。努力より大事なこの判断。(駐在員、起業、現地企業、現地採用…そして知られざる○○と盲点。役に立つマトリックス付き)月刊 谷崎光のインサイドアジア No.22

内向きといわれる日本人も、最近は海外で働くことのハードルが下がってきた。会社からの駐在の機会も以前よりはるかに多い。

さらに有名な投資家のジム・ロジャーズ氏はアメリカの投資情報のラジオ番組でこう言った。

「もし私がいま10歳の日本人ならば……。そう、私は自分自身にAK-47を購入するか、もしくは、この国を去ることを選ぶだろう。なぜなら、いま10歳の日本人である彼、彼女たちは、これからの人生で大惨事に見舞われるだろうからだ」

プラスの理由にしろ、マイナスの原因にしろ、いつか海外で働きたい、または会社に送り出される、そして子供がそのうち海外に出るかもしれないと思うとき、大事なのは情報収集である。やみくもに働くと海外では転落が早い。

以前、海外業務とはまったく縁もゆかりもないある筆者が、「日本は景気が悪い。これからは海外で働くのがいい。現地の日系企業で働くのもいい」と自信たっぷりに書いていて、文章はそれなりに説得力があり、私は正直、かなり危険なものを感じた。

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