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谷崎について詳しくなる本

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Facebookで「谷崎潤一郎研究のつぶやき」というページを作っていますが、ここでは谷崎作品や谷崎周辺について調べるうえで参考になる本についてまとめたいと思います。
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#谷崎潤一郎

小栗風葉著『深川女房』

石川悌二著『近代作家の基礎的研究』が終わったところで、今回は短い作品をご紹介したいと思い…

miyoko
1年前
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石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(9)―谷崎潤一郎の生い立ち(その2) 幼稚園、…

この本の中には『幼少時代』に登場する二人の恩師についてはもちろん、小岸幼稚園や塾について…

miyoko
2年前

石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(8)―谷崎潤一郎の生い立ち(その1) 戸籍毀損…

谷崎の叔父による戸籍毀損事件 この本では、最後に谷崎潤一郎の生い立ちとして谷崎の死後に発…

miyoko
2年前

石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(7)―樋口一葉と谷崎周辺(その3) 稲葉の風

この本には『一葉日記』から「稲葉ノ風」と題する一首が引用されていますが、ここに至るまでの…

miyoko
2年前
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石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(5)―樋口一葉と谷崎周辺(その1) 和田重雄

樋口一葉に割かれているページは他の作家に比較してかなり多く、注目すべきところが多いので何…

miyoko
3年前
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石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(4)―泉鏡花と谷崎

『文壇昔ばなし』での鏡花と谷崎谷崎と鏡花といえば、鳥鍋のエピソード。『文壇昔ばなし』に登…

miyoko
3年前

石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(3)―尾崎紅葉と谷崎

紅葉がもう少し長く生きていれば今回は尾崎紅葉について書きたいと思います。 何かの本で読んだ記憶があるのですが、紅葉がもう少し長く生きていれば、谷崎は間違いなく硯友社に入っただろうと書かれていました。今回それを確認しようとしたのですが、どうにも見つからず、このように時間が開いてしまいました。この出典は見つけ次第追加します。申し訳ありません。 紅葉は35歳の若さで癌で亡くなってしまい、その時谷崎はまだ9歳でした。 (35歳といえば、芥川もそうでしたね。) 谷崎が硯友社に入った

石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(2)―夏目漱石と谷崎

漱石と谷崎2回目は、夏目漱石について書いてみたいと思います。森岡卓司著『「「門」を評す」…

miyoko
4年前
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石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(1)―森鷗外と谷崎

『幼少時代』との答え合わせができる本石川悌二著『近代作家の基礎的研究』は、著者が東京公文…

miyoko
4年前
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『小中村清矩日記』(2)

庄七叔父と父倉五郎と祖父久右衛門(1)で庄七叔父や久兵衛伯父等についていろいろ書きました…

miyoko
4年前
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『小中村清矩日記』(1)

今回は、これまでにもたびたび登場している『小中村清矩日記』について書いてみたいと思います…

miyoko
4年前
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『葵の女―川田順自敍傳』(2)

川田順に注目したきっかけ谷崎作品と川田順との関係について興味を持ち始めたきっかけは『夢の…

miyoko
4年前
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『葵の女―川田順自敍傳』(1)

今回は、川田順著『葵の女―川田順自敍傳』を取り上げたいと思いますが、内容の都合上、2回に…

miyoko
4年前
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伊吹和子著『われよりほかに――谷崎潤一郎最後の十二年』

今回は、伊吹和子著『われよりほかに――谷崎潤一郎最後の十二年』(書籍だけでなく、録音資料もありますね。国会図書館には視覚障害者用に登録されたデジタル資料もあります。)を取り上げます。 2022-09-03 本へのリンクを外に出しました。 「われよりほかに」とはタイトルは、『雪後庵夜話』に書かれた、 という谷崎の歌から取られています。 ※2022-09-03 本へのリンクを外に出しました。 著者が突如クビを言い渡されたときに、中央公論社の嶋中社長が と言われてその通