マガジンのカバー画像

谷崎について詳しくなる本

17
Facebookで「谷崎潤一郎研究のつぶやき」というページを作っていますが、ここでは谷崎作品や谷崎周辺について調べるうえで参考になる本についてまとめたいと思います。
運営しているクリエイター

記事一覧

小栗風葉著『深川女房』

石川悌二著『近代作家の基礎的研究』が終わったところで、今回は短い作品をご紹介したいと思い…

miyoko
1年前

石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(9)―谷崎潤一郎の生い立ち(その2) 幼稚園、…

この本の中には『幼少時代』に登場する二人の恩師についてはもちろん、小岸幼稚園や塾について…

miyoko
1年前

石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(8)―谷崎潤一郎の生い立ち(その1) 戸籍毀損…

谷崎の叔父による戸籍毀損事件 この本では、最後に谷崎潤一郎の生い立ちとして谷崎の死後に発…

miyoko
1年前

石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(7)―樋口一葉と谷崎周辺(その3) 稲葉の風

春がすはみ立ち別れしはいつならん  いなばの風に雁のねぞする この本には『一葉日記』から…

miyoko
2年前

石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(6)―樋口一葉と谷崎周辺(その2) 中島歌子

今回は、中島歌子について書いてみたいと思います。前回の和田重雄と併せて『春琴抄』との関連…

miyoko
2年前

石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(5)―樋口一葉と谷崎周辺(その1) 和田重雄

樋口一葉に割かれているページは他の作家に比較してかなり多く、注目すべきところが多いので何…

miyoko
2年前

石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(4)―泉鏡花と谷崎

『文壇昔ばなし』での鏡花と谷崎谷崎と鏡花といえば、鳥鍋のエピソード。『文壇昔ばなし』に登場します。検索してみたら、ちょうどその個所のラジオドラマがYoutubeにアップされていたので、聴いてみてください。 ドラマ化のためにエピソードがつなげられているところもありますので、詳しくはぜひ『文壇昔ばなし』もお読みいただければと思います。 尾崎紅葉と谷崎のところで書いた、尾崎紅葉がもう少し長く生きていれば、谷崎は紅葉門下になっていたというのは、別の何かでも読んだ記憶があるのですが

石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(3)―尾崎紅葉と谷崎

紅葉がもう少し長く生きていれば今回は尾崎紅葉について書きたいと思います。 何かの本で読ん…

miyoko
3年前

石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(2)―夏目漱石と谷崎

漱石と谷崎2回目は、夏目漱石について書いてみたいと思います。森岡卓司著『「「門」を評す」…

miyoko
3年前

石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(1)―森鷗外と谷崎

『幼少時代』との答え合わせができる本石川悌二著『近代作家の基礎的研究』は、著者が東京公文…

miyoko
3年前

『小中村清矩日記』(2)

庄七叔父と父倉五郎と祖父久右衛門(1)で庄七叔父や久兵衛伯父等についていろいろ書きました…

miyoko
3年前

『小中村清矩日記』(1)

今回は、これまでにもたびたび登場している『小中村清矩日記』について書いてみたいと思います…

miyoko
3年前

『葵の女―川田順自敍傳』(2)

川田順に注目したきっかけ谷崎作品と川田順との関係について興味を持ち始めたきっかけは『夢の…

miyoko
3年前

『葵の女―川田順自敍傳』(1)

今回は、川田順著『葵の女―川田順自敍傳』を取り上げたいと思いますが、内容の都合上、2回に分割して書いていきたいと思います。 ※2022-09-03 本へのリンクを外に出しました。 図書館送信対応になりましたね。国会図書館に登録してログインし、デジタル資料のサムネイルをクリックすれば、お手元のパソコンで読むことができます。 葵の女とは葵の女とは、徳川慶喜の娘で、高崎藩最後の藩主大河内輝声の長男である大河内輝耕に嫁いだ女性です。幼少時から後の大正天皇妃候補になっていましたが、