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谷崎について詳しくなる本

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Facebookで「谷崎潤一郎研究のつぶやき」というページを作っていますが、ここでは谷崎作品や谷崎周辺について調べるうえで参考になる本についてまとめたいと思います。
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記事一覧

石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(8)―谷崎潤一郎の生い立ち(その1) 戸籍毀損…

谷崎の叔父による戸籍毀損事件 この本では、最後に谷崎潤一郎の生い立ちとして谷崎の死後に発…

miyoko
5か月前

石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(7)―樋口一葉と谷崎周辺(その3) 稲葉の風

春がすはみ立ち別れしはいつならん  いなばの風に雁のねぞする この本には『一葉日記』から…

miyoko
8か月前

石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(6)―樋口一葉と谷崎周辺(その2) 中島歌子

今回は、中島歌子について書いてみたいと思います。前回の和田重雄と併せて『春琴抄』との関連…

miyoko
11か月前

石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(5)―樋口一葉と谷崎周辺(その1) 和田重雄

樋口一葉に割かれているページは他の作家に比較してかなり多く、注目すべきところが多いので何…

miyoko
11か月前

石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(4)―泉鏡花と谷崎

『文壇昔ばなし』での鏡花と谷崎谷崎と鏡花といえば、鳥鍋のエピソード。『文壇昔ばなし』に登…

miyoko
1年前

石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(3)―尾崎紅葉と谷崎

紅葉がもう少し長く生きていれば今回は尾崎紅葉について書きたいと思います。 何かの本で読ん…

miyoko
1年前

石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(2)―夏目漱石と谷崎

漱石と谷崎2回目は、夏目漱石について書いてみたいと思います。森岡卓司著『「「門」を評す」と谷崎文学の理念的形成 ―谷崎潤一郎と夏目漱石(一)―』にも書かれているように、谷崎は生涯漱石を意識していました。漱石評も遠慮がありません。谷崎が他の作家についてこういう強さで書いているものを私は知りません。その割には直接の交流が見当たりません。これはいかにも不自然ですし、小中村清矩に繋がる父の長兄を隠したような事情があるのではと疑いたくなります。 森岡先生が書かれているように、谷崎は『

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石川悌二著『近代作家の基礎的研究』(1)―森鷗外と谷崎

『幼少時代』との答え合わせができる本石川悌二著『近代作家の基礎的研究』は、著者が東京公文…

miyoko
1年前

『小中村清矩日記』(2)

庄七叔父と父倉五郎と祖父久右衛門(1)で庄七叔父や久兵衛伯父等についていろいろ書きました…

miyoko
2年前

『小中村清矩日記』(1)

今回は、これまでにもたびたび登場している『小中村清矩日記』について書いてみたいと思います…

miyoko
2年前

『葵の女―川田順自敍傳』(2)

川田順に注目したきっかけ谷崎作品と川田順との関係について興味を持ち始めたきっかけは『夢の…

miyoko
2年前

『葵の女―川田順自敍傳』(1)

今回は、川田順著『葵の女―川田順自敍傳』を取り上げたいと思いますが、内容の都合上、2回に…

miyoko
2年前

伊吹和子著『われよりほかに――谷崎潤一郎最後の十二年』

今回は、伊吹和子著『われよりほかに――谷崎潤一郎最後の十二年』(書籍だけでなく、録音資料…

miyoko
2年前

谷崎終平著『懐しき人々―兄 潤一郎とその周辺』

一番長く一緒にいた弟今回は、谷崎終平著『懐しき人々―兄潤一郎とその周辺』を取り上げたいと思います。 著者は谷崎の生涯の中で一番長くそばにいた弟です。 細君譲渡事件の時も兄と一緒に離婚挨拶状を刷りました。 終平さんは千代夫人が大好きでした。兄夫婦と同居後は、兄に用事がある時は千代夫人を経由して話していました(谷崎が身内に照れる性質があることもあり)。それは千代夫人との離婚後にも及び、ちょっと迷惑がられたようです。 千代夫人を追いかけて終平さんは、兄と千代夫人との離婚後も、ずー

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