シナモンへの手紙~「いちご新聞」3月号~
毎月10日はサンリオが発行する「いちご新聞」のは発売日。小中高と、デパートのサンリオショップや文房具売り場の一角で買った。今も税込み220円。昔とそんなに変わってない。確か昔も180円とかそのくらいだった。
毎号、サンリオキャラのシールやレターセット、ヘアゴムなどの付録が付いていて購入動機はほぼそれ。今もやっぱり付録には心が躍ってしまう。
変わっていないと言えば、ポスターも。毎号1枚、見開き一面でキャラクターのポスター面がある。いっとき、赤ずきん時代のマイメロにどっぷりハマっていたから、実家の部屋には今もいちご新聞のマイメロのポスターが貼られたまんま。
前段が長くなってしまったけど、今年は毎月「いちご新聞」を買うと決めているので、これから買った日にはその号の特集キャラクターについて手紙みたいなnoteを書くことにしようと思う。
いちご新聞 3月号(No.637)
表紙:シナモン&フレンズ
ポスター:シナモン&フレンズ(お誕生日デザイン)
付録:いちご♡カフェコースター(①キャラMIX②キティ&ミミィ③ポチャッコ④シナモン⑤マイメロディ&クロミ)
Dear.シナモン
もうすぐお誕生日ですね。3月6日生まれのシナモンの誕生日を、いちご新聞で一足先にお祝いしています。お誕生日、おめでとう!
あなたの誕生はエネルギーでいっぱいだった記憶があります。熱烈、鮮烈、みたいな。突如現れた、ふわふわの白い犬のような、うさぎみたいなキャラクター。
当時、世の中では「シナモンロール」がちょっとしたブームで、高校生だった私も放課後に友人とシナモンロールのカフェでお喋りをしたものです。
そんななか登場したシナモン。生意気ながら、そのプッシュされまくっているデビューとお名前に社の意気込みを感じました。
プレッシャーもあったのではないでしょうか。でもそんなことを感じさせず、やわらかくて白くてまんまるな雰囲気を表現し続けたあなた。
そのひたむきさに、応援したい!という人がどんどん増えていったのも納得します。
私も正直、当時は主にマイメロちゃんとの暮らしを楽しんでいたんですが、いたるところで見かけるあなたに、浮気心を抱いたこともありました。
大学生になり社会人になると、サンリオの世界から少し遠のいていましたが、あなたの活躍を耳にしたり、ショップで見かけると、やっぱり何か心惹かれるものがありました。
社会人生活が長くなるにつれ、故郷を恋しく思うのと似たような感じでサンリオの世界に触れる時間が増えていきました。
子どもが生まれたのをきっかけに、その時間はもっと増えました。娘が赤ちゃんのころ、あなたのやさしい青空みたいな水色で描かれたグッズを、娘のそばに置きたいと思いました。
まっしろでフワフワの体と、いつも優しいお顔が、赤ちゃんの匂いに似ている気がしたからかもしれません。
そしてピューロランドへ頻繁に行くようになって、私は驚きました。
その、あまりのキャラクターとしての完成度、チャーミングさに!
あなた、その短い手足でめい一杯に踊るの、あれ反則です。
KAWAII KABUKI、あなた、それ分かってやってますよね?みんなにも鑑賞して欲しい。立ち居振る舞いからセリフから、つまさきから頭のてっぺんまで、あざとすぎます。AZATOI KABUKI。脚本家も演出家も、あなたをよく分かっておられるのですね。
あとシナモン、Twitterでもあざとさが過ぎますよ?
そんなこんなで見えないプレッシャーを背中に乗せて生まれ、テレビに雑誌にマンガにとお忙しい毎日をこなし、時にSNSでいじめられても立ち止まらず、ずっと変わらない姿でみんなを癒し続けて気づけばデビュー19周年。
来年は、ハタチですね。
ティーンエイジャー最後の2021年。いま、あなたにしか届けられないことがいっぱいあると思います。きっと今日も、あなたに心を癒される人、ほぐされている人がいます。
シナモン、今年もふんわりしていて丸い、強いパワーを届けてね。
2021.2.11 木曜日(建国記念日)
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