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【ウクライナ戦争2月24日で2年経過】 戦争を見つめて感じること

 2022年2月24日、ロシアはウクライナへの軍事侵攻を開始しました。軍事進攻当初は3日で終わるような言説が世論に流れていましたが、ふたをあけてみれば血みどろの戦争が今も続いております。

 現在、ウクライナ戦争の詳しい戦局を把握していないのですが、ウクライナ戦争で日本は西側諸国と共にウクライナの側に立ったのだから、日本はどんな形であれ支援を継続し続ける必要があると考えています。

 簡素にいえば、ロシアがウクライナの国土へ侵攻しているのを各国がウクライナやロシアを支援や経済制裁しているにすぎず、両国へ支援している陣営が支援や経済制裁を理由に敵対国になるというような話ではありません。

 支援国の外交と軍事バランスを加味すれば、支援や経済制裁にも踏み越えてはいけないラインがあり、国の位置関係や経済的依存関係にある今の国際社会では、多くの国々がただちに世界大戦を望んでいるわけもなく、自国の利益とバランスをとりながら支援や経済制裁を続けているのがウクライナ戦争ではないでしょうか。

 ここでいう自国の利益は、ウクライナ戦争を利用して利益を得るという話ではありません。武力による現状変更を許すことは決してあってはならないという大義のもと、ウクライナを支援している国々は支援や経済制裁をしていることに留意が必要です。

 戦争に支援や経済制裁という形で関与している以上、自国の利益を優先することは国際社会における日本の立場としては難しく、譲れない面と妥協する面が出てくるのは当然で、日本にとって不利益が出ている側面に関しては他でカバーするしかありません。

 それこそ、自国の利益を考えるならウクライナ戦争がどういった結末を迎えようと、日本がこの戦争でどのような役割を果たしたかが重要であり、ウクライナの世論が国土を守る意思を強く持つ限り支援や経済制裁を続けるべきでしょう。

 特に武力による現状変更は中国台湾問題と直結する問題であるため、日本は他人事ですまされない問題です。

 一部論客に、合理主義を唱えながらウクライナ人の人命を最優先し、国土をあきらめて直ちに撤退すべきだったと語るような思想をもっている方がちらほらいますが、厳しい言い方になりますが自国領土における戦争では人命が最優先ではないのは周知の事実なんじゃないですかね。

 こういった人たちを見ていると、日本に限らず国家という集合体に対して帰属意識が欠落しているように感じる時があります。そのため、ことさら人命という言葉を使い、合理性を説いている印象なんですよね。

 愛国主義者になるべきだとまでは言いませんが、自身が国籍をおく国に対して最低限の帰属意識をもっていれば、他国民が自国へもつ帰属意識を想像するもできるはずです。戦争によって自国が侵略されることが容認できないのは至極当然の合理的な解になるんじゃないでしょうか。

 もちろん逃げる人もいますし、逃げたくても逃げれない人もいます。だからといって多くの国民が、自国民が大勢死ぬくらいなら自国領土を明け渡すべきだと考えているなら、世界各国で武力による現状変更され続けているはずです。

 なお、日本は昨年から戦闘中の国以外への殺傷力のある武器輸出を開始しました。

 これには、輸出先が自国兵器を戦闘中の国へ殺傷力のある武器を輸出することへの制約はないので、輸出先へ兵器を補填をすることで間接的に日本が戦闘中の国へ武器輸出をする形になっており、実質的な兵器提供を始めていると考えてよいと思います。

 これから先、日本がどのような形で戦争に関与していくのかは不透明ではありますが、今の平和が永遠に続くことはありえないんじゃないでしょうか。

 私たちが出来るだけ長く戦争当事者にならないためにも、世界で確固たる地位と確立するともに、戦争を可能な限り回避できる方策が求められているように感じます。


AIが生成した「戦争」



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