【第5話】パパだって成長期。AIと小説を作る試み

晩御飯を食べた後、ママと娘がお皿を洗っている。
パパと息子は息子の部屋で話を始めた。

正直、パパは、サッカーのことはわからないが、とにかく真剣に聞こうとしていた。
一つ一つ話を聞いていると、息子が悩んでいるのはテクニックのことだけでなく、チャンスでパスをもらえないことがある。とか、シュートがうまくできないときに落ち込んでしまう。とか人間関係や心の持ち方の話が多かった。

息子が話し終わると、昼間のパパの不安そうな顔はなく、表情からすこしやる気が見えた。まだ、少し落ち込んでいる息子に、パパは、パパも会社で悩んでいるようなことと息子の課題はなんとなく似ていると話をした。

「解決できるかはわからないけど、仲間がいるって思えたらがんばれる。できてもできなくても、パパは仲間だ。」
パパはそういって息子を励ました。
私は、部屋を出た。なんとなく・・・。

その後、ママはとても不安そうな顔をしていた。
次の練習日、パパは仕事を早く切り上げて息子の練習を見学しに行くと言い出したのだ。