依存しないこと。依存させないこと。
あんまり知られてないかもしれないんだけど、うちは日常的に生活困窮とかひとり親世帯への食糧支援もやっていて、その点では、子ども食堂とそんなに変わらないんだけど、うちには人は殺到しないのね。
最初はね、困ってるんならどうぞ、とあっさりお渡しするんだけど、2回目以降は、その人の話をしっかり聴いて、どのくらいのものが必要なのか、これからどうすればその人たちがより良くなるかを一緒に考えるからなの。
もう少し自分たちで頑張れそうだな、と思えば「これだけしかなくてすみません」って言うし、だいぶ軌道に乗ってきたなと思えば「ちょっとこのところ忙しすぎてしばらく行けそうにないんだけど、自分たちでなんとかなりそう?」って言うし。「それでも、どーしてもって時は言ってね。なんとかするから」とも言うんだけど。
自分たちのために、この人は汗水を流してくれた、自分たちもできることはしよう、と思ってくださるから、そんなにしょっちゅう「持って来い」なんて言う人はいないのね。もちろん、谷川のところはめんどくせーから、もっと楽にくれるところに行こうっていう人もいるとは思うんだけど。
困窮している人を、困窮した状態に固定化することをしないの。
その人たちの力を信じてるの。
お読みくださりありがとうございます。 いただいたサポートは、NPO法人ルネスかごしまが行う「生活困窮家庭・ひとり親家庭支援」に全額使わせていただきます。