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ちゃんとやっているところにお金をください(2021年3月11日にFacebookに投稿したものを再掲)

対面による相談500件超、訪問による相談300件超、電話・SNSによる相談応答(送受信)件数は統計とってないけど1万件を超えていると思う。

これらは、NPO法人ルネスかごしまが2020年4月から2021年3月までに受けた相談件数です。

電話・SNSによる相談は鹿児島県障害福祉課からの助成(地域自殺対策事業)を、7~9月、10月~3月まで合計110万円いただいていますが、それ以外は、交通費、人件費、運営費もすべて手出しで行っています。

他に、毎週土日の誰でもくることができる相談会・居場所としての「ひだまりカフェ」を年間100回、支援者育成のための「伴走型支援者養成講座」を年間150回。11月~2月の講座40回については、鹿児島県共生協働課からの助成(ウィズコロナ地域活動サポート事業)を24万円いただいていますが、それ以外はすべて手出しで行っています。

「あんたのところが勝手にやっていることだ」と言われればそれまでなのでしょうが、NPO法人ルネスかごしまには、鹿児島県民を、困っている人を守っている自負もあります。

鹿児島県の「引きこもり・不登校」を支援することろに、「鹿児島県子ども若者総合相談センター」というところがあります。「引きこもりの子どもさん」をお持ちの保護者さんが電話で相談すると「連れてきてください」ということで有名なところです。もちろん、引きこもりの子どもさんは外に出ていくのが嫌なため、支援はそこで途切れます。一部、委託を受けているNPOなどが訪問を行っているようですが、最近は特に訪問が行われたという話を聞きません。なぜそんなことがわかるかというと、子ども若者で断られた、という保護者さんがご自身でいろいろと調べられて、ルネスかごしまにたどり着き、連絡をして、訪問をさせていただいたり、お話を聞かせていただくケースが非常に多いからです。

もちろん、それらの、本来であれば、県や市町村が行うはずであった支援を、ルネスかごしまが行っています。困っている利用者さんからはお金は取れませんから、無償で行っています。どこからもお金は出ません。

私一人のことであれば、バイトをして、麻雀に勝ち、粗食を食べて、それらのお金をガソリン代や高速代、車の維持費、駐車場代、車の保険代に充てても、なんとか生きていくことはできます。できてきました。

しかし、訪問件数が増え、時間的にも金銭的にも余裕がない状態で、でも相談はひっきりなしにやってきて、疲れた顔を見せるわけにもいかず、誰かに仕事を分けようと思っても、その方に支払うお金がありません。

もう限界です。

私にお金をくれといっているのではありません。

鹿児島県が、市町村が、困っている人に、ちゃんとした対応をしてくれればそれでいいのです。それができないのであれば、私にではなく、私の代わりに相談や訪問に行ってくれる人にお金を支払うことのできる、システムをどうかどうか作ってください。

もう一度言います。

私の代わりに、訪問や相談に行く人にお金を払うシステムをください。

鹿児島県の、良識のある方の判断やご意見をお待ちしています。

お読みくださりありがとうございます。 いただいたサポートは、NPO法人ルネスかごしまが行う「生活困窮家庭・ひとり親家庭支援」に全額使わせていただきます。