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初めての出産、陣痛室から逃げ出した女

2013年頃のお話です。
前回は下記です。

出産って、本当にすごいことだと思います。

2022年現在、40歳の私、もう、出産は正直な感情として、

怖くて出来ない。。

「産みたい」と思った時に、ある意味、突き進んで、

機会を得て、産めて、本当に良かった。

丁度、出産予定日の辺り、「ジーン」とお腹に痛みを

感じ始めました。

それは、夜11時頃だったかな。

「あ、これ陣痛かな?」と、最初は冷静で、

でも、一応病院に連絡しました。

「陣痛だと思うので、入院の準備をして来てください。」

ということだったので、夫と一緒に、準備をして病院に向かいました。

陣痛はまだまだ、弱くて、今思えば入院にはまだ早い段階だったかなと

思います。

でも、初産だし、分からないし、早めに病院にいることが出来たのは、

とても安心感がありました。

夜中に病院に行って、翌朝の朝食も病院で普通にいただきました。

「遂に出産かぁ・・」なんて、感慨深い気持ちになったり。

けれど、一度感じてた陣痛、何故か引いてしまったのです。

診察をしてもらうと、

「微弱陣痛ですね、これでは全然お産は進まないので、

 陣痛を待ちましょう。」ということでした。

私は、陣痛がきたら、そのままどんどん進むと思っていたので、

ちょっと拍子抜けで、とは言え、入院中だし、出産予定日間近だし、

そのまま入院を継続することになりました。

入院後、24時間経過あたりから、また、陣痛を感じ始めました。

「キタキター!」と思ったものの、

医師の診察では、

「全然、子宮口が開いてないので、出産はまだまだですね。」

ということ。。

結構、陣痛は「ズドーン」と、定期的に痛くて、

「え、まだまだなん?この陣痛、まだまだ耐えないといけないの?」

その時、子宮口は3センチ位だったらしく、

10センチまで開かないと、分娩台への移動にならないそうです。

病院によるとは思うけど、私の病院では、

陣痛促進剤などの使用もなく、自然に任せる感じで、

ひたすら、陣痛に耐えながら、医師の分娩台へのGO!待ち状態でした。

その頃の私は、

陣痛促進剤ってなんなん?

でした。

産後、丁度同じ時期に出産をした友人と、お互いの出産時の話をした時に、

友人の病院では、割と早い段階で、陣痛促進剤の使用があったらしく、

その時、初めて知りました。

私も、正直、使って欲しかったわ・・。と思いました。

勿論、陣痛が人工的に促進されるので、急にお産が進んだり、

良し悪しはあると思うけど、微弱陣痛も結構、辛かった。。

陣痛が始まって、入院して、6~7時間後には出産、

というイメージを持っていた私。

陣痛を感じて、入院、一度、陣痛が収まってしまったものの、

入院後24時間経過あたりから、また始まった陣痛、

入院後48時間経過しても、まだ出産出来ずにいました!!辛っ!!

微弱陣痛と言っても、痛いものは痛い!

2日、お風呂にも入れないし、陣痛が進んだら、

病室→陣痛室に移動したり、微弱陣痛でまた、病室に戻されたり・・。

陣痛室というのも、この時初めて知りました。

私が入院した病院では、病室→陣痛室→分娩台→出産という流れでした。

陣痛室は、陣痛の間隔が10分おき位になった人が、待機する部屋でした。

陣痛が進んだかのように見えて、陣痛室→分娩台へも一時期行けました。

でも、何故か陣痛が引いてしまう・・。

大きなお腹のまま、分娩台を降りる時は、すごく敗北感(笑)を感じたよ。

そんなことを繰り返してる間に、

入院後、2日も経ってるやん!!

「もう、ずっとこの大きいお腹のままなのか・・。

赤ちゃん全然生まれてきてくれない・・。」

身重で、心も大分、疲弊してきて、

陣痛室で、私より後に入院してきた妊婦さんが、

どんどん出産していくのを目の当たりにしているうちに、

陣痛室にいるのに産めない自分が嫌になり、

陣痛室から、遂に逃げ出しました。

大きなお腹で、行くところもないけど(笑)、とりあえず

自分の病室に戻ろうと、エレベーターに勝手に乗って移動する妊婦。

すぐ、助産師さんに見つかって、でも私の心境を察してくれたのか、

陣痛室ではなく、出産待ちをすることになりました。

そして、入院後55時間が経過した頃、遂に、遂に、陣痛の感覚が短くなり、

子宮口も10センチ、医師のGOサインをいただき、2度目の分娩台へ!!

赤ちゃんが、やっと生まれてきてくれました。

イメージとは、ほぼほぼ違う出産劇となったけど、

何とか生まれて良かった。。

最後まで、お読みくださり有難うございます!

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