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G検定に改善してほしいと思ったこと(合格はしたものの・・・)

G検定(2020#2)受験前は、結果が届いたら合格体験記でも書こうかというくらいに学習の手応えを感じていたつもりでした。

ところが受験してみて唖然! とにかく問題が難しく、僕の学んだ知識ではうまく対応できず・・・ただ受験後のSNS等をみるかぎり、他の受験者の多くも同様に苦戦していたようです。

それと同時にG検定に対していくらか不満を感じ、改善すべき点がいくつかあるのではないかと思いました。そこで合格体験記の予定を変更しまして、改善してほしいと思ったことを中心にお話ししたいと思います。(たぶん日本ディープラーニング協会の方は読まないでしょうけど・・・)


1 公式テキストを改訂してほしい

下記のnoteに今回のG検定(2020#2)を受験した方(せおりえさん)の総括が書かれています。

この中で、「公式テキストのカバー率は30%強」と書かれていますが、僕の実感も同じくらいです。「公式テキスト」という名称がついているのにもかかわらず、読んでも3割くらいしか得点できないのは正直いかがなものでしょうか。

人工知能・ディープラーニングの進化は早く、公式テキストの内容がどんどん古くなるのは理解できます。しかし学習方法についての知識があまりないAI初学者の多くは、受験勉強で公式テキストを頼りにすると思います。受験してみたものの学習が結果に結びつかず、挫折感を味わう人もいらっしゃるかもしれません。

公式テキストを例えば年1回改訂するなどして実際の試験にある程度沿う形にしていただきたいですし、また受験者の合格への道程をできる限り示していだだきたいと思っています。


2 過去問を公開してほしい

資格試験を受験するにあたっては、過去問は受験するかどうかの1つの判断基準になります。また学習を進めるにあたっても、一般的な資格試験では過去問の活用が不可欠といっていいくらいだと僕は考えています。

過去問の非公開のみならず、受験者が受験終了後にネット上に問題を載せることも現状認められていません。それでは受験後の復習すらきちんとできない状況です。

人工知能・ディープラーニングの進化は早く、過去の問題の正解がどんどん変わっていくものであることは分かります。しかしAI・ディープラーニングの世界は情報を可能な限りオープンにすることにより進化してきたものであり、それこそが時代の流れであると僕なりに理解しています。

ぜひ過去問の公開について検討いただければと思っています。


3 試験の点数および合格基準点を公表してほしい

見出しの画像のとおり、G検定の結果メールには合否・受験者数・合格者数は記されています。ところが試験の点数や合格基準点は一切通知しないこととなっています。これでは不合格になった方がもし今後再受験する場合、どの程度自分の知識が足りなかったのかが分かりません。もちろん合格した方も、どの程度得点できたのか等を知りたいのではないでしょうか。

ちなみに今回のG検定(2020#2)における僕自身の得点は、

自分の知識で解けた問題 4割程度

Google検索で解けた問題 0.5~1割程度

適当に選択して運良く正解した問題 0.5~1割程度

で合計すると5~6割くらいの得点だったのではないかと推測しています。

また合格基準点については、合格率が7割弱だったことを考えると正答率5割くらいもしくは5割以下だった可能性もあると僕は予想しています。

いずれにせよ、試験の点数や合格基準点などの情報公開をぜひ検討していただききたいと思っています。


G検定を受験して良かったこと

僕は公式テキスト(白本)と問題集(黒本)を中心に学習しました。どちらの本も実際の試験に十分役に立ったとは言い難いですが、読み物としてはとても興味深く、AI・ディープラーニングの基本知識を得ることができたのはとても良かったです。

またAI白書2020も購入しましたが、試験勉強中に読む時間はほとんどありませんでした。少し目を通した感じではとても興味深い記事が多そうで、今後時間のある時に読んでみたいと思います。


おわりに

AI・ディープラーニング分野の人材を多く輩出することは日本にとって非常に重要で、G検定やE資格の推進が日本の将来にもさまざまな影響を与える可能性すらあると僕は考えています。

そういった思いがあるからこそ、合格したにも関わらずあえて改善してほしいと思った点についてお話しした次第です。

もしG検定が上記で記したように改善されるのであれば再度の受験を検討してみたいですし、これからもいろいろな形で学習を進めていけたら良いなあと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。