mamiko iwasaki

ライターをしています。いつもいろいろこんがらがっています。

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最近の記事

2000年秋 飯島愛さんのインタビューテープから

PCから古いインタビューおこしのデータが出てきたので。飯島愛さんがおなくなりになったのが2008年。もう、15年もたっているんだなと。本人がチェックしない形で公表するのはルール違反かもしれないけど、私のライター人生の中でも忘れられないインタビューのひとつだったのでひっそり公開してみようと思う。 芸能人のインタビューはそんなに数多くやっていないけれど、世間に求められている自分の像を演じることに徹する方が多い印象だった。でも飯島さんは、もちろん本音をべらべらしゃべったわけではな

    • あの、大きな、丸い虹!

      インスタグラムはあまり使っていないけど、自然写真のアカウントで素敵なのがいっぱいあるのでフォローしてる。今朝は丸い大きな虹の写真を見た。 高校時代の懐かしい人の夢を見て目覚めたせいか、ちょっと朝がた気持ちがやや過去にひっぱられてふわふわしてて。もう、20年近く前に亡くなった伯父の、葬儀のことを思い出した。 母の兄であるその伯父は60代後半で亡くなった。大手建設会社の副社長にまでなった人だったけど最後の最後で政争に敗れたときいている。そのストレスが相当あったのか、膵臓がんが

      • 「怪談荒屋敷セル」(野戦之月)見た。

        野戦之月の「怪談荒屋敷セル」に、昨日行ってきました(今日と明日もやってます)。野戦の月は、最初にみたのは95年だったと思う。その後もう一度くらい見た覚えあるけど今回は少なくとも15〜20年ぶりくらいに見ました。 観念的な密度の濃い台詞と俳優さんたちのほとばしる演技を浴び続ける3時間弱。毎度そうだけど、ストーリーとか筋書きとか、あってないようなもので。わたしなんか普段から頭でっかちなので、どんなものにもすぐに意味づけをしてしまうとこがあるし、その意味づけがはまればはまるほどそ

        • 「呪いの眼」

          呪いの眼 蛆と蚯蚓の蔭から 赤黒い呪いの眼が光る 毒気と退廃とでお前は生きている 私が王者の娘になって 妖艶な思想をし その思想と媚びとで 天国に昇ろうとすると 埃のなかにいっぱいお前が溜まってきて 私を邪慳にしてしまう 私は唾を吐くだろう そしてこういうのだ 虫め 死んじまえ すると私は見窄らしくなってしまい 汚い廃園がそこここにひろがってくる  (高群逸枝 「日月の上に」から、「呪いの眼」 冒頭) 高群逸枝について書いたものについては結構読んでいると思うけ

        2000年秋 飯島愛さんのインタビューテープから

          メカブ船

           お盆にはあの世から懐かしい人が帰ってくるといいますが、今朝どこか知らない埠頭にいたら、ものすごい勢いで海のむこうから船がやってくる。誰も乗ってない、エンジンもついてない、公園の手漕ぎのボートくらいの小さな船なのに、モーターボートのようなスピードで一直線に進んで埠頭の脇に到着。見ると、そこには巨大なメカブがぎっしりと詰まっている。この船はこのメカブの意志によってここまで運ばれてきたようである。  阿呆船ならぬメカブ船。これは何の啓示なのでしょうか。  巨大なメカブは船の前