こどもの工作でレジンをじっくり楽しむ方法
私は都内で小中学生向けのシェア工房を運営しています。
シェア工房はいろんな道具や材料があって、こどもたちが思い思いに工作をする場所です。やりたいことがない子にとっては拷問のような場所です。それでも来てくれる子がいるので細々と続けています。
好きな形・好きな色・好きなパーツを選んで試行錯誤できるUVレジンがこども達にとっても人気!
「スキルがなくてもカンタン・きれいに作れる」
なものは多くの子が夢中になりやすい。他にもスライムや粘土がこの部類に入ります。
UVレジンは紫外線で化学反応を起こして固まる樹脂のこと。
ただ・・・材料費が高価なので、レジンにカラーを混ぜ、モールドに流し込みUVで固めるだけだと、1個5分で作れてしまうレジン。次は別の色で・次は別のパーツでと簡単に平気で10個くらい作ってしう勢いです。
テキ屋夏祭りの宝石すくいの方が安いレベル。こうなるとさすがに勢いでどんどん作るのはまずいので、こだわったものを丁寧に時間をかけて作ってほしいなと、試行錯誤することかれこれ1年。
丁寧に作ってもらうのに一番効果があったのは「作る数の制限」と「パーツの種類を増やす」ことでした。
1回2個までならOKとしたことで、色とパーツの組み合わせを考えるのにすごく時間をかけるように。
ラメはもちろん、ドライフラワー、シールのようなパーツ、自然にあるものまで何でもとじこめられるのがレジンの魅力。
こちらは沖永良部島の放課後の学び場 「えらぶ手帖」で見せていただいた海のパーツを組み合わせたレジンの作品たち。
ミール皿買わずに拾った貝をお皿に。とっても素敵なアイデア!こういうアイデアをどんどん真似して素材を増やしていってます。
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レジンの取り扱いには注意が必要です。レジンはアレルギーを引き起こすことがあるので体につかないように気を付けないといけません。(案外知らない人が多いらしい)
しかし小さな子の場合は使い捨て手袋などもありませんし、手につかないようにするのはとても難しいです。アレルギーの履歴をチェックして肌が弱い子は諦めてもらいましょう。今の時期コロナ対策でアルコール消毒が日常化していますよね。アルコール消毒ができない子・しみて痛がる子は皮膚が弱い可能性があります。
それでも手についてしまったときは石鹸では落ちないので、レジンのリムーバーが必要でアセトン入り除光液がよく落ちるようです。
除光液はにおいが気になるので今アルコールを使っています。かなりたっぷり使わないと落ちません。机についてしまったレジンを触ることもあるので、養生もしておくとベター。
とはいえ手につく頻度は少ないに越したことはない使用する回数は少ないに越したことはないです。子どもとレジンを触るときは十二分に気を付けて楽しみましょう~。
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