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PIC*『安心・安全な学びの場を』 北欧流の空間を世界へ届ける 中村律子さん

シリーズでお伝えしている、PICスクール開校者の声。
第2回の今回はPICスクール『Hygge(読み方:ひゅっげ)』を開校した中村律子(なかむら・りつこ)さん
大学に勤務する日本語教員として外国人留学生に言葉や日本文化を伝えてきた中村さん。ことし4月からは、日本の家庭料理の作り方や魅力を伝えるオンライン講座を始め、世界に向けた発信を行っています。
そんな中村さんがPICスクールでどんなことを伝えたいのか、お話を伺いました。

🌱苗子)中村さん、よろしくお願いします!
「よろしくお願いします!」

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(写真=背景に負けない華やかな笑顔の中村さん)

🌱中村さんは先日、最初の0期のコースを終えられたばかりなんですよね。
「そうなんです。まさに先週終わったので、駆け抜けた〜!という感じですね。自分が聞いて学ぶだけじゃなく、プリセプターとして伝えることでより学びを深められました。
開校前にはゲネプロ練習会というものがあり、同じプリセプターの皆さんが何人か参加してくれたんです。フィードバックをもらうことでさまざまな視点をもらって授業に臨めて、本当にありがたいなあって思いました。」

🌱まさにPICが目指す応援し合う文化ですね。
「そうですね、まさに文化。これはなかなか無いなあと思います。言葉だけじゃなくて、貴重な時間を使って参加してくれていること自体、もう励ましてもらっているような感じがしたんですよね。
こういう、仲間がチャレンジしていくことを応援するし、自分も次に続く。そしてまた次の方、他の方がきた時にみんなで応援する。
本当に行動様式とか思考様式が醸成されているような感じがしました。」

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(写真=本人提供/仲間に支えられて始まったHygge。初期の生徒さんとの学び合いに中村さんも充実の表情)

🇩🇰デンマーク流の空間 ”Hygge” をつくりたい

そんな中村さんがスクールを展開する中で最も意識しているのが『安心安全な学びの場』を作ること。そのヒントは北欧・デンマークにあると言います。

「北欧の学生を教えることが多かったんですけど、一回、デンマークの学生が帰る時にすごく泣いた時があって。
『デンマークは世界で一番幸せな国だと言われています。でも、ここが一番幸せでした』と言ってくれたことがあるんです。すごくありがたくて、嬉しかったのと同時に、『デンマークってどんなところなんだろう?』と思って。それがデンマークに興味を持ち始めたきっかけでした。」

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(写真=デンマークの学生から『笑顔で自分を守ってください』ともらった人形。宝物の一つとして大切に飾っている)

スクール名になっているHyggeは、デンマークの言葉に由来しています。

「”Hygge”はデンマークの方から教えてもらったんです。翻訳は難しいんだけど、英語でいうとCozy…心地よいっていう意味らしいです。
それだけでも表しきれないものみたいで、私、一昨年デンマークのコペンハーゲンまで体験しに行ってきたんですよ。
Hyggeって何?どうなんだろう?と思って。」


🌱すごい行動力ですね。
「ホテルに泊まらず民泊したんですが、オーナーのマリアさんと話している時に『これがHyggeなんだよ』って教えてもらいました。
コーヒーを飲みながら、悪いことを言わない、人のことを悪く言わないで心地よく過ごす。…そういうことHyggeだったんです。そういう心地いい、安心で安全な場を学びの中につくりたいと思いました。」

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(写真=本人提供/マリアさんとのHyggeの時間。穏やかな笑顔が印象的)

「休日の午後は近所の家からピアノを練習している音が聞こえてきて、そこの庭でお茶を飲みながら過ごして。前に小さなりんごの木があって、『食べていいよ』って言われていただいたり。そんな体験からこういうのを作りたいなあと思って。そこでみんながPICを学んで、卵からかえっていくイメージ。その思いをHyggeに込めました。」

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(写真=本人提供/思い出のりんご)

🌱ちなみにPICにはどんな安心安全を感じましたか?
「PICを受けている中で嫌なことが一度もなかったんですよ、メンバーとか仕組みとかで。本当に安心安全で…いろんな安心安全の確保の仕方があるんだなと学びました。例えば情報を全員に回すことも安心安全の確保の方法。
“自分だけ知らない”みたいなことがあると、情報の格差ができて、ちょっとギクシャクする組織になると思うんですよね。だけど、情報を全員に共有する…PICで使うkintoneってこういうためにあるんだ、と感じました。PICで教えるためだけの学びだけじゃなくて、チームを作るとは?とか、チームワーク溢れる社会ってどういうことなんだろう?ということを学びました。

チームワークを作るということは安心安全を一人一人のメンバーに作る、確保していくということだと思うんです。そうすることによって、それぞれが応援しあえるんだということも学びました。
その高い視点に立ってみると、全体をマネジメントする時に安心安全が大事なんだなって。だからリーダーの在り方っていうのをすごく学んでると思いますね。」

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(写真=本人提供/日本の家庭料理を教えている中村さん。料理教室でも安心安全な場作りを目指しHyggeと名付けた。特に「薔薇の巻きずし」が世界中の食卓にあがるのが夢)

🍎相手を素直に応援できる幸せを

そんな中村さんはPICスクールHyggeで学んだ皆さんに、大きな変化が生まれている感じていると言います。
「本当に嬉しいことに、みんな変化していったんです。それぞれのペースで自分の目的をハッキリと言語化できたり、人に頼れるようになった。困った時に自分で抱えこまなくて頼れるようになった。社内で評価されて、さらに上の仕事が回ってくるようになった。それぞれのいい変化がすごく嬉しいですね。」

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(写真=本人提供/花言葉に『多様性』を持つアスターの花に因み「チームアスター」と名付けた)

🌱いいことが舞い込んできている感じですね。
「本当にそうですね。そして私、昨日思ったんですけど、応援できるって一つの幸せだと思うんです。応援できる自分であるということ。自分がもし一杯一杯だったら人のことを応援できないと思うんです。でも応援できたり、その人の幸せを心から願えるっていう自分の状態、これこそ幸せだと思うんですよね。」

🌱今後Hyggeをどのように展開していきたいですか?
「10月に次の第1期を予定しています。そして、この学びを必要としている人にもっと届けたいな、というのがあります。
今の自分から一歩出たいと思っている人、仲間と一緒に成長していきたい、
仲間と巡り合って成長していきたいという人に、心地よく安心な場での学びを届けたいなと思っています。」

北欧の心地よい風を浴びながら、PICで自分らしく学ぶスクールHygge。
PICが理想とする、応援しあえる世の中になればもっともっと穏やかで心地よい空間が増えるのではないかと感じました。
中村さんとHyggeが吹き込む風を感じてみてはいかがでしょうか。

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