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【LINEコラム】「90歳で健康体」が当たり前の時代になるまでに準備しておくこと(2021.10.28配信)

こんにちは!
世の中の方々が抱える不調を根本から改善し健康寿命を延ばして人生の充実をサポートするライフデザイントレーナーの丹後友里です(@tanchan0630)。

先週の日曜日。
手術後3ヶ月を経過したこともあり、そろそろいいかと満を持して(?)1年間会費だけ支払い続けたスポーツクラブのプールにひと泳ぎしてきました(コロナの感染拡大や手術、2回のワクチン接種などがいろいろ立て続けにあったので……)。
久しぶりの水泳、あまり泳げなかったですが、やっぱり水泳は私のライフスポーツのようで楽しかったです。ストレッチも習慣化させて宅トレしてみたり、来月辺りからはヨガも再開したいと思っています。

それでは早速今週のコラムに入っていきましょう!




今週のテーマは『健康寿命』についてです。

皆さんは『健康寿命』という言葉をご存知でしょうか。平均寿命は聞いたことはあると思います。健康寿命については言葉は知っていても、実際の中身や定義について把握していますか?

健康寿命とは
WHOが提唱した新しい指標で、
日常的・継続的な医療・介護に依存しないで
自分の心身で生命維持し、
平均寿命から寝たきりや認知症など
介護状態の期間を差し引いて
自立した生活ができる生存期間のこと。

ひと言で言うなら一人でちゃんと健康的な生活を送れる状態の期間を言います。

日々の多忙でストレスフルな生活を過ごされることが多い現代社会に生きる皆さんにとって一朝一夕で得られない『健康』については何かと後回しになりがちではありませんか?

「今はとりあえず大丈夫だから、何とかなる」

そう思っている皆さんへお伺いします。


今のその生活、あと50年以上続けられますか?



日本は世界一の長寿国と言われるほどの平均寿命を有していますが、健康寿命と比べると10年前後の乖離があります。

つまり、10年は誰かの手を借りて世話を受けないといけず、健康的に過ごせない期間があるということ。

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現代の医療では身体に病気やケガが起きた場合、治療として悪いものを取り除く手術がありますが、これは身体で状態が悪い部品を取り除く行為であって『状態の良いものと交換してくれる』わけではありません。

そう、生きていく上で人間が一番意識なくてはいけないのが『一生同じものを使い続けていく』ということなんです。

車の車検のように、調子が悪い・壊れた部品を交換するという仕組みは現代医療ではまだ確立していません。臓器移植という手法ありますが、あれは基本的に相性が良さそうな『他人のモノ』をもらうことにしかならず、それが健康寿命において抜本的な解決策とは言えないと私は考えています。

また、今後の医療の発展・可能性として考えられるのがiPS細胞を使った『自前の臓器製造と移植』です。これが可能になってくれば先述したような『車検』のようなシステムも生まれて、人が早々に死なない時代になるかもしれません。

そう、今度は、死ななくなるんです。
裏を返せば、長く生きれてしまうということ。

長く生きられる、ということはそれだけ生活力が求められます。しかし先ほどのような臓器の交換移植ができるようになるのはまだまだ先の話。それまでは自前のものを大切に扱っていくことになります。

『生活習慣を見直して健康的に過ごす』ということは、身体のパーツ(骨・筋肉・内臓・血液・神経細胞など)を長く良い状態を保ち大切に扱うためのノウハウを磨くことです。

◎規則正しい生活を送る
◎お酒の飲み過ぎに気をつける
◎タバコは吸わない
◎運動をする
◎栄養バランスがいい飲食生活を心掛ける
◎精神状態を安定させる

世の中にはさまざまな観点からいろんな手法が溢れています。
ですが、それを全部やる必要はありません。
なぜなら皆さん1人1人環境も状態も違うからです。

自分の状態に合わないことをしてもかえって悪化するだけ

だからこそ、自分の精神・身体の状態をこまめに観察し、認知すること。
日頃から状態把握を習慣化することが健康への第一歩になり、あなた自身の健康をつくっていくことになります。

「これからも健康でいて好きなことをがんばりたい」

そう思う方は毎日何かしら1つでいいので『心身の健康の良いこと』に取り組んでみてください。

あなたをつくっている身体の構成物は、あなたがあなたらしくいられるために毎日24時間365日年中無休で数十年間もの間ずっと働き続けています。

健康に良いことをするということは、そんな彼らに『休み』を与えること。
『自分を労わる』ということは甘やかすことではありません

食べる順番を野菜→たんぱく質→糖質の順番で食べることは、胃から出てくる消化酵素をそれぞれに適したものを負担なく出し続けることができ、消化の効率をよくすることになるため臓器への負担が減り、内臓の働き方改革につながります。

正しく水分補給をすることは、血流を良くすることにつながり、酸素や栄養素が全身行き渡り、体内で発生した老廃物(ゴミ)を排出することに大きな影響を与えます。

そして貯水庫の役割を果たす筋肉にとっては、筋肉に水分が保有されるので柔らかく弾力性のある筋肉になり、筋力が発揮しやすくなることで身体機能の向上だけでなく、ケガの予防にもなります。

朝起きて日光に当たる習慣をつくということは、セロトニンの分泌を促進して多く出すことで精神の安定を図るだけでなく、その日の睡眠を良質にするメラトニンのご飯をたくさん用意しておくことになります。

下半身を鍛える筋トレやたくさん歩くことは、単に足腰を鍛えるだけでなく転倒によるケガを回避し寝たきりを予防することになります。

立って歩くことができていれば日常生活だけでなく娯楽に興じたり社会とのつながりを保つことができ、自分のやりたいことを生涯現役でやり続けられるようになります。

実際にやっていることは、大して難しいことはしていないんです。
それでもかなり健康効果が高いと思いませんか?

達成したい目標に向かって日々作業を積み上げていくのと同じように、日々の過ごし方の積み重ねが生涯の健康をつくります。

これまでにLINE公式アカウントで配信したコラムでもいくつか実践的なコツを配信していますので、ぜひこちらもご覧ください。


今回はこちらの記事の内容を元にコラムを書きました。

お時間ある方はこちらにも目を通してみてください。



今回も長々と最後までお読みくださりありがとうございました。
少しでも皆さんの健康力向上にお役立てできましたら幸いです。



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