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第2章 ヴィパッサナー瞑想ではないもの(7)

こちらのnoteでは、17時30分から15分間、ClubhouseでMBSRトレイニーが読書会を行っている内容をシェアしております。

誤解7
瞑想は現実から逃避することである

間違い!だそうです。ヴィパッサナー瞑想は、真っ正面から現実に直面することです。瞑想することによって生のあらゆる面について深く探究できるようになり、それによって苦しみを洞察し、苦しみを乗り越えるのです。

ヴィパッサナー瞑想は、現実を直接観察するという明確な目的を持つ実践法です。

自分自身をあるがままに観察すること。現象を観察し、それを完全に受け入れることを学び、それによって、自分を改善することができるのです。
(執着を手放す)


誤解8
瞑想はよい気分になるためのうってつけの方法である。

瞑想中、心地よい幸福感が生まれることがありますが、それを得ることがヴィパッサナー瞑想の目的ではなく、それが常に得られるとは限りません。

幸福なよい気分はリラックスした心から生じ、リラックスは緊張がなくなったときに現れるもの。矛盾しているかもしれませんが、幸福が得られるときは、幸福を追い求めていないときだけなのです。

幸福な気分を味わうことがヴィパッサナー瞑想の目的ではありません。幸福な気分は副産物でしかないのです。ただ、これは非常に心地よいものであり、瞑想が進めば進むほど、ますます幸福になれるのです。

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