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【お茶屋】蔵カフェオープンしてみて

蔵カフェをオープンして1か月以上経ちました。あっという間の1か月です。ご来店いただいた方々、本当にありがとうございます。

オープン初日は、お世話になっている方々からご来店頂いたりお祝いを頂いたりと、まるで結婚式をあげている気分でした。的外れな感想かもしれません(笑)

こちらは新潟日報さんに掲載されたオープン当日の様子。

さて、実際に蔵カフェを運営してみて、気づいたことがたくさんありました。

今回、良かった点や改善点をざっくばらんにお話していきます。

1.低い稼働率は考え方次第?


まずこの1ヶ月を一言でいうと、

「良い意味でも悪い意味でも稼働率が低い」

というです。

オープン初日は24名のお客さんに来ていただきました。

お客さんと色んなお話をしていたこともあり、暇な時間帯はなく、お客さんの数が少ないという印象はありませんでした。

しかし、これを数値で考えてみると、席数は計14席、お客さんの平均滞在時間は約1時間だったので、席を持て余している時間がかなりあったと言えます。

2.稼働率が低くて良かった点


【お客さんの満足度が高い】

席を持て余しているということで、来て頂いたお客さんが周りに気を使うことなく、ゆっくり楽しんでもらっている印象です。

新規の顧客開拓は大切ですが、行列ができるくらいになってしまうと、お客さんがゆっくりできませんし、満足いくサービスができなくなります。

なので、客数を増やすより、来ていただいたお客さんが、また来たいなと思ってもらえるようなサービスを意識しています。

【客単価が高い】

ちなみに、ゆっくりされていったお客さんほど、プリンやお茶のお土産を購入する傾向があり、客単価が高くなっています。

さらに、そのお土産のプリンを食べて気に入った家族の方から、職場向けにプリンを注文頂いたりと、テイクアウト需要も増えてきました。

看板メニューの抹茶プリン

インスタでお店を紹介して頂いたりすることも多く、SNSの恩恵をかなり受けています。皆さまありがとうございますm(_ _)m

3.稼働率が低いことによる改善点


【暑さ?とともに遠のく客足。。】

7月に入り、暑さによるのか、オープン特需が切れたのか客足が減りつつあります。

幸い、お客さんが来ない間は、妻はお茶請けの仕込み、私はお茶屋の仕事や経理業務をして、待っている時間を有効活用しています。

夏到来の中、継続的にお客さんに来てもらえるのか。

この不安を払しょくするべく、メニュー構成や2階の使い方、情報発信を試行錯誤中です。

【妻への負担が。。】

お茶請けとして出しているプリンやクラッカーは、現在妻が作っています。さらに長岡産野菜茶も製造しており、妻にかなりの負担がかかっている状況です。

そして、家族経営のため、曖昧になっている労務費。

仮に人を雇ってやってもらった場合、時給が発生します。時給をさし引いた場合、どこまで利益が残っているか。

今後、労務費を含めた原価管理をしていかなければなりません。

全て自家製のお茶請け。差別化という強みであるし、労務費がかかるという弱みでもあります。。

4.イベント出店とカフェ営業の両立


【両立は難しい?】

蔵カフェ定休日である日曜日は、イベント出店しています。

声をかけて頂いたイベントは極力出店しようと思い引き受けた結果、6月の休みは1日でした。

休みの日も大事!ということで、今後、日曜日のイベント出店は月2回くらいに抑えていこうと思います。

【客層は同じ?】

イベント出店でも蔵カフェでも同じような層の方々に来ていただいています。

うちの日本茶ドリンクやスイーツの特徴は、お茶を感じる味わいです。(コーヒーショップの抹茶ラテやコンビニの抹茶スイーツの甘ったるさがNGなのです。)

一番人気のアイス抹茶ラテは抹茶と牛乳のみのシンプルな内容

こんな硬派なドリンク&スイーツで世の中に通用するのか、、
4年間のイベント出店で、試行錯誤しながら改良していきました。

そこで得られた経験や自信を基に、蔵カフェ運営しているので、自ずと客層は近くになります。

お茶、お茶請け、空間の3つのバランスを意識していますが、思った以上に蔵カフェという空間を楽しんでいるお客さんは多い印象です。

蔵までの通路。住んでいる人が気づかない魅力があるようです(;^_^A

【売上はどちらが大きい?】

イベント規模によりますが、一日の売上は、カフェ営業よりイベント出店の方が多いです。客単価より客数で売上を伸ばしている感じです。

イベント出店での行列は精神力が鍛えられます(笑)

しかし、準備片付けの手間や出店料を考えると、利益率ではカフェ営業の方が高いです。

個人的には、イベントのあの独特な雰囲気と新しい出会いが大好きです。

今後もイベント出店を継続して、楽しみつつも、蔵カフェへの動線になればと思っています。

5.今後


良い商品があれば来店するし、なければ来店しない。
やはり軸となるのは商品開発です。

とはいえ、商品開発重視によって、負担がかかっている部分もあるので、今後は労務費やオペレーションを含めた商品開発や値決めをしていきたいと思います。

蔵カフェは自分たちの想いやこだわりを伝える場!
成長していく蔵カフェとして、応援して頂けると嬉しいです(*^^*)

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