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オリジナリティ発掘マガジン by ターナー

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プロベーシストとしての現場経験を元に、役に立つ音楽的な知識や、既存の業界への問題提起など、ターナーが日頃考えていることを発信していきます。
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2018年12月の記事一覧

バミューダ・トライアングルに消えた伝説のミュージシャン、トシ・トシャムラを知っているか!?

ボストンに住んでいた2006年の話。 当時、僕が参加していたR&Bバンドのシンガーが、バミューダ人でした。 その年末、彼が故郷バミューダから演奏のオファーを受けて、バンドのメンバーを連れて行ってくれることになりました。 12月31日の夜から1月1日になる瞬間を祝うイベントでの演奏。 所謂カウントダウン・ギグっていうやつです。 日本ではバミューダ・トライアングルくらいでしか知名度がないんですが、ボストンからだと意外に近いんです。 直行便なら2〜3時間で着くので、東海岸に

音楽業界をダメにしたのは、コイツだ!

皆さんご存知のように、既存の音楽業界が衰退していく理由について、いろんな論争が繰り広げられてます。 違法コピーや無料配信によってCD売り上げが激減したから、とか。 音楽を芸術としてではなく商業として扱っているから、とか。 アイドルがどうのこうの・・・アーティストがどうのこうの・・・ もちろん一言で片付けられるほど単純な構造じゃないでしょう。 僕が、最近思うことをお伝えします。 誰が音楽業界をダメにしたのか? それは・・・ お金に無頓着なミュージシャン一

先輩のモテ理論を実践したら人生変わったwwwww

今日は失敗談ではなく、名古屋大学在籍中に先輩から教わった大切なことを紹介します。 といっても、音楽は関係ありません!笑 当時彼女がいなかった僕に対して、先輩が教えてくれた【モテるための方法論】でした。(若気の至りですね…笑) 教わったことは、簡単に言うと 【女性に会ったら、まず外見を褒めろ】 というテクニックでした。 ここでいう外見とは、顔や体の作りではなく、髪型や化粧、服、アクセサリ等なのがミソ! 身だしなみに気を遣う女性は、そこを見てもらいたいんだ、と解説されまし

吐くほど飲むヤツはミュージシャン失格!?

いや〜、年の瀬ですね。 お酒の席が増える時期です(^^) 皆さんは、ついつい飲み過ぎたりしちゃいませんか? 今回の話は、2011年8月。 スコットランドの首都エディンバラでのこと。 世界中のエンターテイナーが集まる世界最大の芸術祭 『フリンジ・フェスティバル』に出演しました。 僕は、和洋楽器混合バンド『アンサンブル・リベルタ』の一員として、 和太鼓奏者アート・リーさん率いる『TOKARA』と共演しました。 2週間ほど滞在して、由緒ある教会でほぼ毎日、紋付袴姿でベース

音楽は無力です。

皆さんは、手話できますか? 僕は先日、手話を初体験してきました。 音を操る音楽家であるからこそ、聾者の気持ちを少しでも理解したい! という想いが以前からあったんです。 でも、手話は全くの未経験(・・;) 『陽のあたる教室』という映画の中で、音楽家の主人公が耳の聞こえない息子に向けて手話をしながら歌うシーンを知っているくらいです。 そんな僕でも、通訳なしで1時間、聾者の方と手話でコミュニケーション。 (事前にほんのちょっとだけYoutubeで予習しました。) 言いたい

僕が今日考えた「◯◯とは何なのか?」についての話【完全無駄話】

突然ですが、僕にとって、掃除をすることはとても億劫です。 家の中の掃除は、来客の予定がある時だけ。 とはいえ来客の時も、上手く隠せたり、隠せなかったり…笑 (何故かトイレ掃除だけは頻繁にやるんですけどね) 必要なものが必要な時に見つからない… なんてことは日常茶飯事です(^^;) 爪切りとか、ネクタイピンとか、USBメモリとか… 記憶を頼りにカオスの中から見つけ出したときの喜び。 これはもうアトラクションですよ。 ということで、今回は壮大な言い訳をさせてくださ

「ママ!」と叫びたくなる気持ち

皆さんは、Queenは好きですか? 僕は先日ようやく、映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観てきました。 中学生か高校生くらいの頃、初めて意識的に触れた洋楽アーティストがQueenでした。 3つ上の姉が僕の誕生日に、ベスト・アルバムを買ってくれたんです。 ロックバンドという枠に収まらない規格外の表現方法で、良くいえば独創的、悪くいえばヘンテコなサウンドに、当時は衝撃を受けました。 例えば、『Killer Queen』のタイトルを見て 「イケイケのハードロックなんだろうな〜

緊急入院するヤツはミュージシャン失格!?

ミュージシャン失格シリーズ(?)第2弾。 2013年6月中旬のある日、僕は頭痛を感じました。 風邪かな?と思い、かかりつけの病院に行って痛み止めの薬をもらいました。 もらった薬を服用すると、6時間くらいは痛みが治まるんです。 でも、薬が切れるとまた、頭が割れるような痛みに襲われました。 痛みはどんどん強くなります。 夜も眠れないくらいでした。 病院に行った翌日か2日後、また病院に訪れて状況を説明しました。 「それはどうやらただの頭痛ではない。髄膜炎かもしれないけど、

音楽家が新世界で活躍するための、たった2つの条件

西野亮廣さんの著書『新世界』を読み終えました。 『革命のファンファーレ』と被る内容もありましたが、違う視点から捉えて、違う言葉で表現している感じでした。 それによって、同じ内容を立体的に理解できました。 ということで、個人的な備忘録です(^^) この本で述べられていること、というよりも、西野さんが一貫して伝えようとしている(と僕が思ってる)ことは、そっくりそのまま音楽家にも通用しますね。 これからの音楽家がすべきことは、 ・信用を稼ぐ ・信用を換金できる仕組みを作る