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緊急入院するヤツはミュージシャン失格!?

ミュージシャン失格シリーズ(?)第2弾。

2013年6月中旬のある日、僕は頭痛を感じました。
風邪かな?と思い、かかりつけの病院に行って痛み止めの薬をもらいました。

もらった薬を服用すると、6時間くらいは痛みが治まるんです。
でも、薬が切れるとまた、頭が割れるような痛みに襲われました。

痛みはどんどん強くなります。
夜も眠れないくらいでした。

病院に行った翌日か2日後、また病院に訪れて状況を説明しました。

「それはどうやらただの頭痛ではない。髄膜炎かもしれないけど、ここでは検査できない」
とのことで、近くの大学病院を紹介してもらって、すぐに移動しました。

そして大学病院での診察。
髄液検査のため、背骨の間に針を刺し、脊髄腔(骨髄と硬膜の間の空間)から
脳脊髄液を採取。
※これがめちゃめちゃ痛かった!!!

検査の結果、やはり髄膜炎と断定されました。

しかも、「今すぐ入院してください」と!(゚д゚)

入院期間は2週間と告知されました。
その2週間、僕の手帳は演奏の仕事で埋まっていました。

ややテンパったまま、全ての関係者に電話をして事情を説明。
キャンセルするか、代理のベーシストを探しました。
ぶっちゃけ頭痛よりも大変だった…笑

不幸中の幸いか手術の必要はなく、点滴治療を続けるだけで、結局10日間で退院することができました。

でも金銭的には、入院費が必要な上に、収入がなくなるというダブルパンチ。
まさに泥沼…!

以下は、印象的な入院中の会話です。

僕「なんで髄膜炎になっちゃったんすかね?」
医師「侵入したウイルスの辿り着いた場所が、ちょっと運悪かったですね〜」
「運…!?」

ミュージシャンは身体が資本!
と日頃から自分に言い聞かせ、運動や食事など、当時から健康管理には気を付けていました。

でも、運には敵わない…(TдT)
まぁ、運も実力のうち、と言われれば、そういう意味で僕は実力不足だったのかもしれません。

よく考えてみれば、職種に関わらず身体が資本!
あなたもそうですよね?

でもだからこそ、体調が崩れたら支えてくれるものは何もない…

そして、人生は常に予測不可能。
どんなに気を付けてても自分ではコントロールできない問題に直面することは避けられない。

そういう緊急事態に備えて『身体以外の資本』を持つことの重要性に気付けという、啓示だったのかもしれません。

自分ひとりならベースを抱いて前のめりで死んでもいいけど、家族を守る…って考えるとすごく大きな課題です。

…以上、わりと華やかそうに見えるミュージシャンが抱える、人生一番の不安ポイントでした。

お互いに、働き方、収入の得方…何より生き方を、いろんな角度から考える柔軟性が必要ですよね!

あなたはどう思いますか?


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