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オリジナリティ発掘マガジン by ターナー

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プロベーシストとしての現場経験を元に、役に立つ音楽的な知識や、既存の業界への問題提起など、ターナーが日頃考えていることを発信していきます。
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2018年11月の記事一覧

交通事故を起こすヤツはミュージシャン失格!?

今回は、僕の「やらかした話」です… 僕がまだ20代前半の頃、バークリー音楽大学に行く前のこと。 当時、僕は名古屋大学に通いながら音楽活動をしていました。 楽器よりも安い車(笑)を走らせて、いろんな所で演奏させてもらいました。 ある日、いつものお店に向かう途中。 遅刻気味で急いでいました… 片側3車線の大通りの真ん中の車線を走行していた僕は、交差点に差し掛かった時に「あ!ここ左折だ!」と思い、なんと愚かなことに、真ん中の車線から急に車線変更をして左折を試みまし

ぼくが「目指せ、武道館!」と言えなくなったワケ

先日、椎名林檎さんのコンサートを観に、さいたまスーパーアリーナに行きました。 僕は、バークリー音楽大学在学中に椎名林檎さんの音楽に初めて触れて、その魅力に取り憑かれ、ちょっとだけコピーバンドもやってました。 (バークリーの練習室で!) しかしながら、恥ずかしいことに生演奏を聴くのは今回が初めて。 コンサートの内容は、多くのファンが感想を書かれているので、今回は敢えてそこには触れません。 めっちゃ良かった!! とだけ言っておきますね(^^) さて、このコンサートを楽し

あなたのタイム感を試します♫

突然ですが、あなたはタイム感に自信はありますか? テンポ感とかリズム感とかも、今はまぁ大体同じだと思ってください。 最近はBPM(Beat per Minute; 拍 / 分)という言葉も一般的になりましたね。 ではここで、イメージしてみてください。 BPM=60で4小節 どうですか? 結構長い感じしませんか? (僕だけ?) ちなみに、BPM=60というのは、1分間で60拍。 つまり1秒と同じ速さです。 1小節は4拍なので、4小節は16拍ですよね。

♫初心者にこそ必要な経験♫

先日、【誰もがバンマス★セッション】を開催しました。 隔月で僕が主催するこのセッションは、 「曲をコールして最初から最後まで演奏&ハイ、次の曲〜」 っていうセッション…ではありません。 題材とする曲を選んだ人が主体的にバンマス/ディレクターになり、何回も繰り返し演奏しながら、イメージ通りのアンサンブルに近付けていくんです。 1曲を作り込むのに要する時間は30分〜1時間。 バンマスとなったプレイヤーは、試行錯誤しながら他のメンバーにディレクションしていきます。 思い

倍音主義と料理の関係を考察してみた

誕生日のお話の続きです(^^) 東京メトロを利用した街歩きゲーム『地下謎への招待状2018』の最終問題を前にリタイアしたターナー夫婦。 夕食は、妻がオススメする渋谷の「山城屋庄藏」に行きました。 創作和食とワインを堪能する、京くずし割烹。 僕は初来店だったんですが、こちらはコース料理のみの注文で、しかも季節に合わせて毎月メニューが変わるということで、とても貴重な経験ができました。 ところで…料理と音楽には沢山の共通点があると思います。 最近、倍音主義に目覚

人生で起こることは全て、ゲーム中にも起こる?

先日11月16日、40歳の誕生日を迎えました。 多くの方からのメッセージをいただき、日頃から感謝の気持ちを忘れずに生きようと改めて決意しました。 ちなみに40歳って初老だそうですね…ショック!😱 誕生日当日は、妻と一緒にナゾトキ街歩きゲーム「地下謎への招待状2018」に出かけました。 東京メトロに乗って、いろんな駅に散りばめられた謎や暗号を解読していく体感型ゲームです。 (ネタバレはしないのでご安心を。) まず、指定の駅で駅員さんから謎解きキットを購入します。 その場

足でテンポキープするのは逆効果です!

よく、演奏しながら足のつま先でリズムを取る人がいますね。 経験上、初心者だけじゃあなくて経験者にも、結構多いと思います。 **はっきり言いましょう。僕はオススメしません。 ** 何故か? リズムは腰で感じるべき&腰を中心に四肢へと伝わるべきです。 樹木で喩えると、腰は幹、四肢は枝葉です。 なので、枝葉である足のつま先でリズムを取るって… こんな不安定なことはないですよね。 また、リズムを点で捉えてしまいがちになります。 その結果、テンポキープしようとして足を打ち

読みやすい譜面には●●がある!

皆さんご存知のように(?)僕は基本的に、暗譜する派。 でも、ライブやレコーディングで、当日渡される譜面もあるので、初見の譜読みも自然と早くなります。 プロの現場では読みやすい譜面が多いですが、思い返せば今までいろんな譜面を読んできました・・・ バークリー音大時代には、作曲系の授業を受けている学生の課題を録音するための、プロジェクト・バンドにいました。 その頃は、学生が慣れてないので読みにくい譜面が多かったですね〜。 スイング・ジャズのベースラインが全部