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サンフランシスコで触ったtoC・toBプロダクト/サービス【2023年版】

サンフランシスコに1ヶ月滞在し、様々なプロダクトに触れる機会があった。一部をご紹介したい。

サマリー

  • ある程度規模が大きい、有名だと思っていたサービスが意外と知られていない(200億円調達してる企業でも知られていないことが多々ある)

  • 特にテック系でも少し場所が離れるとわからないなど当たり前

  • toC:6年前に訪れた時より自動運転系以外にあまり進化がなく。AIプロダクトは増加。

  • toB:SaaSプロダクトがかなり増えており、AI× XXX のように各社強化している状況

ヘビーユースしたサービス

日本でも使っていたが、特にサンフランシスコでもヘビーユースしたもの

  • UberEats:送料が高いので1ヶ月など長く滞在するのであればUberOneへの加入は必須

  • ChatGPT のプラグイン:Open Table連携してエリアと条件でお店の抽出がかなり楽にできた

Anyplace - リモート用の部屋貸し

  • 内容

    • リモートワーク、出張などでくる人向けに特化した場所貸しサービス

  • 特徴

    • airbnbライクなUIで利用しやすい

    • 単価が高く一人当たりの日次の料金はホテル並みに設定されている

    • リモートワークに特化しており、借りてすぐ仕事できそうな快適な環境が用意されている

今回予算が限られていたので利用できなかったが、余裕があれば利用してみたかった。ファウンダーの内藤さんとお会いしたことがあったので勝手に応援しているサービス。複数名で泊まれないこともなさそうだが、住環境的に厳しそうな物件が多いので、複数名で行くなら、価格とインフラの両面でairbnbに軍配が上がりそう。それでも上記記事リンクによると、売上が伸びているのですごい。

Waymoー自動運転

  • Alphabet(Google)傘下の自動運転サービス。サンフランシスコ市内で走っているのは見かけたが、すぐには使えないのでwaitlistに入れた。家の周りで利用者がいて話を聞いたが乗り心地が良いとのこと。次回は試してみたい

Limeー電動ボード・自転車

  • サンフランシスコの市街から離れた場所だとLimeが転がっている、街中はLyftのレンタサイクルや電動ボードが主流

  • 日本のLuupと同じで、アプリからどこにキックボードがあるのか検索し、利用できる

  • ゴールデンゲートパークには、Limeのレンタサイクルもあった。土地が広すぎる場所は利用をお勧めする

Amplitude- Karteライクな分析サービス

今回の旅で参加した、AI Product Hackathon主催(日本でもイベントを開催している模様

  • 概要

  • プロダクトの良い点

    • プロダクトマネージャー・プロダクトマーケティングマネージャー・データアナリストが主にみる分析ダッシュボードが簡単に作成可能

    • 見たいKPI・指標のダッシュボードがデフォルトで作成済み。イベントトラッキングがベースで他データを集約することで柔軟性の高いデータを可視化できる

    • データ取得から可視化までのサクセスが長く、複雑なプロダクト設計KARTE同様カスタマーサクセスに力を入れている模様

    • KARTEは企業の利用方法にもよるがマーケティング、カスタマーサクセス寄りな気がする

  • 難しそうな点

    • オンボーディング、設定にコストがかかりそうなのはKARTEと同じ

    • 分析のカスタムやインサイトがあるデータを出すところは人間が行う必要があり、他のBIと同じであまり強くはない。

    • 推論・インサイトの提供を自動化周りが機能改善として必要そう

    • このような背景でAI×Productでのhackathonが開催されたと予想

日本でも展開し、エンタープライズ企業中心に展開されている模様。

craigslist 掲示板ライクなマッチングサービス

  • 内容

    • エリアと内容によるが何か出品(掲示板に投稿する形)する時に10ドル支払う必要がある(サンフランシスコでTechだとかかった)

      • 利用の流れ

        • シンプルな掲示板ライクなpostページに投稿内容を入れて投稿する。本人確認など求められないのでかなり自由にアカウントが作成できて尚且つ募集ができる。

        • 仕事の依頼の投稿をして、1日以内に数名が申し込みが来た。申し込みが来たらメールに通知がくる。その後、自由にやりとり、支払いなども双方の口約束と信頼で成り立っている

  • サービスの特徴

    • Gmail・電話番号の公開をするしないの表示を選択できる機能がある

    • 名前も別名でやっている人が大半。Gmailにメールが来たときの名前と実際の名前が異なっている。プライバシーの気にする人が多そう。社名、できるだけ自分ことを明かしたくない人が利用している

    • やりとりが雑な人が多い

      • 連絡返ってこない、必要な情報を送ってこないなど

Japanican 日本旅行向けOTA

  • 内容

    • Googleのホテル予約の画面から遷移した時に発見したサイト

    • サンフランシスコにいるのでドル表示

  • サービスの特徴

    • 日本のホテルを予約するサイト、agodaなどと比較しても金額が安い

    • 日本語以外の翻訳も充実しており一定誰にでも使える言語対応

    • ホテル・ホテルサイトの出稿・予約状況によるかもしれないが、Booking.comになかった部屋が予約できた

  • おすすめな人

    • 海外にいて、日本のホテルを予約したい人にとっては安いかも

https://www.japanican.com/

Gumroad デジタルコンテンツの売買プラットフォーム

  • 内容

    • コンテンツ(PDF、Video、Podcast、etc…)をオンラインで売買できるプラットフォーム

    • サービスはシンプルで、購入者はコンテンツをカートに入れて購入するだけ

  • サービスの特徴

    • 1週間で308万ドル(1ドル140円くらいなので週に4.3億円)も流通しているらしい(本当かどうかは不明)ので月15-20億近くの流通? 10%-20%の手数料→月次1.5-2億 ~ 3億-4億の売上

      • コンテンツ売買系で noteの直近の決算資料を見ると同等かそれ以上かも。noteの方がコンテンツSEOで伸ばしやすく、Gumroadのページは薄いのでコンテンツorDB SEOやりづらいはず。Gumroadのマーケティングはどうやっているのか後で調査

    • Zennの書籍販売できる機能のような体験(Zennの方が見出しつけたり細かい設定できるし、Zenn内に執筆するので厳密には全然違うのだが)

    • 値段は人やコンテンツによって異なる

Trends.vc スタートアップ・テックのメールマガジン

  • 内容

    • スタートアップ、テック系の最先端な情報を配信するメールマガジン

  • 特徴

    • Product hunt 1位になっていた、5.5万人が現時点ではサブスク

    • AI系の情報が早いので、ChatGPTのプラグインなどでYoutubeの翻訳とサマリーすればキャッチアップが効率的にできる

https://join.trends.vc/

devpost - hackathon作品を公開するプラットフォーム

  • サービスの内容

    • hackathonの主催者が作成し、参加者が作品を公開する

    • hackathonの開始日より前に登録し、交流を深めることができる

    • hackathonの作品の提出など簡単に管理することができる

    • 公開したらユーザーページを作成し、likeやコメントができる

    • hackathonの開催しているものが一覧で検索でき、参加できる

  • 特徴

    • hackathonのwinnerが公開されるので、誰が賞を取ったのかオープンになり、声がかけやすくなる

    • 公開サービスや作品に対してupdateしてほしいなどコメントできる

  • 所感

    • hackathonが日常的に行われているからこそ生まれているサービスで、hackathonで勝利した人が投資や仕事のオファーを得るのにも役立つので良いなと思った

partical.com パーティー探しのプラットフォーム

  • 特徴

    • イベントを探しているときに発見、小さくパーティーをやるのに特化してそうなサービス

    • サインアップに電話番号の入力があるなどプライベートなイベントを作成するときに利用する印象

    • アメリカはイベント募集系のサービスが多く(vol.1のlu.ma同様)、バーティカルに利用されている

      • 日本だと開発組織関連のイベントはもくもく会などの用途でconnpassが利用されているが、プライベートや人数少なめなイベントは少ない印象。日本でプライベートでイベントを作成したいニーズはあるが、サービスはない

Lattice-サーベイなどピープルマネジメントのプラットフォーム

1on1 meetingのレコーディングサービス

バーティカルSaaSで使っている開発組織もあるようだが、あまり使いこなせていないとのこと。1シート6ドルなのでそこまで高くないが、人数が増えるとちりつもでお金がかかる。組織管理系サービスはバーティカルに入れていくとデータ管理が煩雑になるのでどうしているのか気になった。

カレンダーの予定の自動編集サービス

カレンダー調整のペインがある人は必見かもしれない。
単体でも利用する意味があるが、諸々のデータと組み合わせないと何がよかったのかあまりバリューを感じづらいなと思った。諸々のサービスとインテグレーションして活用するとより効果が出そう。

そのほかの滞在記録


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