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これからの時代に必要なデザインスキル〜UR-Usemester2 WEEK7〜

さて、今日はデザインスキルについてお話をしていこうと思いますが、まず今の時代、企業や国が定年や老後まで我々を面倒見れないと言うことで、国も副業を推奨するような、そんな時代になっています。

同時に副業が増えると供給が増えると言うこと。すなわち競合が多くなると言うことで、大手が強かった時代もだんだんと終わっていくようになってきます。

そうなると弱肉強食の時代になり、ビジネスを行う上でそもそも人を集めないと勝てなくなってしまいます。

そんな時代のマーケティングの中でも大事なデザインスキルを今日は学んでいきましょう!

今回のセッションで、
・マーケティングの最重要項目であるデザインスキルの理解ができる
・競合との差別化時代に勝ち続けることができる
・クリエイティブスキルが断然にあげることができる
ようになります。

では、早速中身をみていきましょう。

【目次】
①デザインスキルって何?
②ダブルダイヤモンド思考とは?
③実際に市場に出すために

①デザインスキルって何?

みなさんは「ピカソ」をご存知ですか?あの奇抜な絵で有名な「ピカソ」です。ピカソが絵を書いていた1800年代の常識は絵=風景画です。目で見たものをそのまま描くと言うことが当時の常識でした。でもピカソは周りがみんな同じことを行っているので、同じような絵を書いても売れないということであの奇抜な絵を描くようになったそうです。

ただ、当時の常識からするとあの奇抜な絵はただでは売れません。ではピカソはどのような施策を行ったのでしょうか?

当時絵を購入する人=富裕層、ワインを飲む人=富裕層ということで、富裕層に絵を認めさせれば良いということで、ピカソは自分の絵をワインのラベルとして起用してもらい、富裕層に自分の絵を絵として先に認識させた後に、絵を売るという方法を行いました。

このように何か仕掛けを行い、世の中に定義していく必要があるのです。

これこそデザインスキルの考え方で、「今あるものを破壊して、新しい何かを定義すること」で、現代のマーケティングに一番大事な内容になります。
そしてこれを行うにはビジネススキルが非常に重要になってきます。

例えば、ファッションもそうですが、昔はミニスカも奇抜な扱いをされていましたが、今では普通にその辺の女の子がはいてますよね?
このようにデザインとは今ある常識や共通認識を壊して、あらたなものを作り出していく思考になります。

この今ある常識にWHYを問いかけること。ここがポイントになってきます。

仕事でもそうですが、言われてやること=業務、考えてやること=仕事という風に業務は目をつぶっててもできますが、考えてやること=WHYを突きつけて何か「不」を発見していかないといけません。

この「不」を見つけて仕事を行っていくためには「観察・発見・実行」が必要になってきます。

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ビジネスとはそもそも何かの課題・不を解決することです。ただ、デザインとはいろんな物事を「観察」し、不を「発見」して、改善を実行するスキルが一番大事になってきます。

例えば、タクシーはずっとその場で手を上げて待ってないとダメなのか?という観察からの不の発見に対し、実行=改善策としてUberタクシーなどのアプリが開発されていったのです。

ここで質問です。

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あなたは①と②のどちらの椅子を思い描きましたか?普通なら①を思い描いたのではないでしょうか?

実はこのデザインスキルがある人は②の方の椅子を思い描きます。ただの椅子と言うことではなく、プラスその椅子に対し使用用途や状況、課題にたいして付加価値を発見していきます。

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このクリティカルシンキングは今ある物事の課題について解決する思考になります。なので、座る場所がないという課題に対して、座る場所を提供する、いわば椅子を設置するという解決策をこうじていきます。もちろんビジネススキルではとても重要なスキルになっていきますが、これをやれる人が今の時代は増えてきているので、ここにはあまり価値がありません。

逆にクリエイティブシンキングとは課題を見つけていく、物事を発見していくと言うことがクリエイティブ脳で重要なことになります。なので、同じ座る場所がないと言う課題に対しても、「座る」プラス何か付加価値をつけると言う考え方で、寛げる場所を提供すると言うような思考になります。

では、もう少し詳しくやっていきましょう!

クリティカルシンキングとは何か?

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簡単に言うと上の図のように収束思考と呼ばれます。
例えば御年寄が多いとか、バス停の待ち時間が長いとか、そのバス停はいつも混んでるとかの事実(課題)を収束して、まとめて考えることをいいます。なので、上記のような課題を収束させると椅子を設置したらいいよねと言うような解決策が出てきます。

逆にクリエイティブ思考とはなんでしょう?

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さっきのような、御年寄が多いとか、待ち時間が長いとかの多くの課題から新しい解決策やアイデアを広げていくという思考になります。
御年寄は冷え性が多いからあったかい椅子を置こうとか、丸い椅子を置いたら多くの人が座れるよねとかのアイデアに拡散をしていく考え方です。

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これって簡単に言えば文系と理系のようなジャンル分けになります。そしてこれは左脳が収束思考・右脳が拡散思考を司っているのは証明されています。

この収束と拡散を繰り返してビジネスをやっていくんですが、これまではこの左脳を使った収束思考をもつ人が重宝されてきていましたが、これからは収束して、拡散してというふうにビジネスの思考ができることが重要になってきます。

ではここで問題です。

エジソンはクリエイティビティ人材でしょうか?それともイノベーション人材でしょうか?

クリエイティビティとは何も無いところから、新しいものを作っていくということになります。
イノベーションとは今ある物に対して革命を起こすことをいいます。

ではエジソンはイノベーション人材でした。
電球はすでに誰かが作っていたものを、世間に広めたという人材になります。

でもこれからの時代は、

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この両方のスキルを併せ持っていれば、絶対に負けないビジネスができる。競合優位性を持ったビジネスが展開できるようになります。

②ダブルダイヤモンド思考とは?

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先ほどの右脳と左脳、クリティカルシンキングとクリエイティブシンキングの両方を考えるためのフレームワークが今回のダブルダイヤモンド思考になります。

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