見出し画像

夫、骨折するの巻

いつもわたしのnoteを読んでくれている方、ときどきは読んでやってるよという方はご存知だと思うけれど、我が家は夫婦同じくらいの労力で生活を回している。どちらが主とか従とかがない。きわめて平等カッポー。これがどういうことかというと、どちらがか完全に倒れると、担当するタスクが100パーセントアップするということだ。

夫が手を骨折した。原因は飲酒のあとの転倒。ズボンもひとりで履けないし、ミカンもむけない。絶望的な気分でいま、このnoteを書いている。

「やっぱり骨折してた」とLINEが来たとき、まず返したのがわかった。できること、できないことをそれぞれ挙げて」だった。もう少しいたわりの言葉をかけてもよかったかなと思うけれど、現状把握と整理、対策が先決だと思ったんだろう。たぶん。咄嗟のときに人間の本性は出るらしいけれど、わたしは可愛くないし優しくもないなあとしみじみする。

ちなみに夫は育休初日に意気揚々と台所に立ち、指をスライサーで切り落としかけ救急車で運ばれていったのだけど、このときも新生児を抱えて「なにをしているんだろうな……?」とため息をつきながら床にまき散らされた血を拭っていた。「ちゃんと滑り止め使うんだよ〜」って言ったよね!?

さて、挙げられた「できること」リストから、タスク50パーセント増くらいで済むかなとソロバンをはじく。それでも3週間から1か月は仕事時間を減らさなきゃいけない。ううむ。ちょうど仕事パッツパツなんだよなあ……のばせる〆切……リスケ……諸計画の変更……。

ああ、なんというハプニング! もう、バカ!

しかし、やるしかないのだ。スライサー事件も忘れられない育休の幕開けとなった。今回も「2019年の1月2月はいろいろやばかったよね! 目がうつろだったよね!」とゆくゆく語られるシーズンとなるに違いない。

ということで、ドッタバタな日々がスタートしそうです。ひとりの力で、大人ひとり、1歳児ひとり、犬1匹の生活を支えられるのかなあ。関係各所にはご迷惑をおかけする予感しかしないけれど、それでも最低限のご迷惑で済むよう、がんばります。あとは、本当にお願いだから、どうかどうか、誰も体調を崩しませんように。

わたしは期待しているよ。数年後、このnoteが家族の話のネタになっていることを。困ったときは遠くから自分を見てみると、少しだけおもしろがれる気がする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?