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パパが育児に消極的な理由とは?結論:だって怒られるし、嫌がられるから。

だってそうなんだもん。
30過ぎたいいおじさんが、口をとんがらせて言ってます。
私のことです。

最初に子供が生まれたときからでした。
ずっとそうだった。消極的にならざるを得ないんですよ。

育児をやってくれない!と嘆くママさん、旦那さんにも同じことをしていませんか?

1.ママに怒られるから

ママの流儀があるんですよ。きっと。
毎日子どもと悪戦苦闘し続けたことで、編み出してきた方法です。

・こうやったらオムツ交換が早い。
・こういう表情の時は、もうミルクを飲まない
・離乳食はこうやってあげたら、食べてくれる

でも、パパはそれを知らない。

だから、効率的にやろうとするほど、パパのモタモタ感にイラっとする。
ママと同じことができるだろうと、いつの間にか期待していて、比較してしまう。

しかし、パパは往々にしてできない…悪戦苦闘の度合いが強い。
そこまで苦戦するの?って感じ。

私は履かせるタイプじゃない方。(あれ、なんていうの?)
このオムツ交換には、動き回ろうとする赤ちゃんを汗だくになりながら抑え、3回くらいテープを付け直していた。
どうしても締まりが悪かった…

挙句の果てにギャザーを出すのを忘れ、結果的に漏れてしまう悲劇。

オムツ交換に10分くらいかかっていた。

汗だくになった私を見るママ。氷の目線が突き刺さる。
なんでちゃんとオムツを履かせられないの!と怒られる。

これにめげずにやれるパパは偉い。
当時の私は、幼かったので、

んじゃあ、ママがやったほうがいいなら、やれば!

これで終了。私は仕事というなの自分の陣地に逃げ込む。
この場所なら自分が王様だから。

でも、これってやっぱり不健全なんですよね。
ママの負担は一向に減らないし、パパのスキルも上がらないです。

2.子どもが嫌がるから

自分の子どもなのに、そこまで嫌がるの?
そう思ったことのあるパパは、多いはず。

ママにはあんなに懐くのに。どーしてパパを頑なに拒むのさ。
パパだって愛情あるよ。パパだって抱っこしたいんだよ。

そんな想いとは裏腹に、子どもは素直なもんです。

でも、これが続くと、正直ケッコウ滅入ります。

私の場合、次男のパパ嫌いがひどかった。
お風呂に入れるとギャン泣きして、この世の終わりかのような表情をし、ママに助けを懇願していた。

そんなにママがいいなら、ママと入ればいいじゃん!

ここでも幼い私は、スネてしまいます。
そして、やればやっただけ成果につながりやすい、仕事に逃げます。

仕事は裏切らない。方向性があって入れば成果に近づけられる。
嫌がる相手とは仕事をしなければいい。
自分を求めているクライアントを探せばいい。

あぁ、仕事はやっぱり楽しい。
あれ?さっきと同じ結果になりましたね。

3.やっても褒められないから

これ、家事や育児全般に言えますよね。
無限ループで仕事は生まれ続ける。それをせっせとやり続ける。

しかし、対価は子どもの笑顔だけ。

給与は発生しない。賞賛もされない。有用感を得ることができない。
でもやるのが当たり前になっている。

子どもの笑顔、そりゃ大事ですよ。嬉しいですよ。
でも、仕事に慣れ親しんでしまったパパからすると、非生産的なんです。そう思ってしまう。

そこに夫婦2人の労働時間を投下するのではなく、ママに頑張ってもらい、パパは金銭に直結する仕事に集中すべき。
これが以前の私の考えでした。

だから、家事や育児の時間がもったいなかった。
じゃあ子どもは何のために?という話になるのですが、今振り返ると、

パパの良いとこ取り

これに尽きます。子どもは欲しい。でもママ、育てて。
子どもの機嫌がいいときだけ遊ぶわ。
その代わり、費用はなんとかするから。
パパは仕事は大変だけど楽しいし、成果が出るまでやるから、あとは頼んだと。

今振り返ると、相当ヒドイ…

やっても意味がないと思える家事や育児に時間を割きたくない。
でも、子どもが機嫌が良い時は遊びたい。

そんな利己的な考えがありました。

4.パパさんへ伝えたいこと

ママに怒られようとも。
子どもに嫌がられようとも。
無意味だなぁと思う家事があったとしても。

パパ、

育児は期間限定ですよ。

賞味期限があるという話は、以前のこちらの記事で書きました。
お時間があれば、ご覧ください。

怒られることも、子どもが嫌がることも、すべてあと数年後には無くなります。というか、体験できなくなる。

仕事でも、見聞きしたことより、体験の方が重要視されますよね?
それと同じです。

いわゆるイヤな経験かもしれない。仕事で成果を出しているパパであればあるほど、屈辱的なことがあるかもしれない。

でも、理屈が通用しない、日本語が通じない、自分が思った通りに動いてくれない。そんなVUCA時代の先駆けのような育児は、最高の経験ですよ。

だから、楽しめないけど、やりきってみませんか?
正面から立ち向かってみませんか?

育児で手のかかる期間。これを期間限定プロジェクトと捉えましょうよ。
限られたリソースで、どう立ち向かうか。

パパの考え方次第です。チャレンジしてみませんか?


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