田中龍作

世界の紛争地域を名もなき人々の視点から取材・執筆。 2012年『貧困ジャーナリズム賞』…

田中龍作

世界の紛争地域を名もなき人々の視点から取材・執筆。 2012年『貧困ジャーナリズム賞』受賞。  『田中龍作ジャーナル』http://tanakaryusaku.jp/ で発信を続けている。

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    • 【香港発】国際監視団の前で警察はプロテスターを逮捕できなかった

      国際選挙監視団を気にする機動隊の班長らしき男。拘束したプロテスターを解放せざるを得なかった。 =11月24日、ホンハム 伊勢崎賢治氏撮影・提供= 2019年12月2日 21:21  配信 11月24日にあった香港区議会議員選挙に国際選挙監視団が入っていたことは、日本マスコミがほとんど報道しなかったこともあって、あまり知られていない。  国際監視団といえども「民間」だったからだろうか。「国連」の監視団とならなかったのは、中国が拒否権を行使するのが、目に見えていたからだ。

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      • 【香港発】 選挙で圧勝しても、とことん戦う人たちが理工大に向けて大規模デモ

        革命旗をはためかせて行進するデモ隊。最後尾が見えないほどの人数だ。機動隊は空中回廊から警備にあたる。=1日、尖沙咀東 撮影:田中龍作= 2019年12月1日 22:18  配信  たとえ選挙で圧倒的な勝利を収めても要求を勝ち取るまでは戦いを止めない。香港人らしい執念だった。  選挙後初の大規模デモが1日、九龍半島であった。外国人観光客で賑わう香港有数の繁華街、尖沙咀をスタートしたデモ隊は理工大学前を目指した。歩いて30分くらいの距離だ。

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        • 【香港発】誰もがサイモン・チェン 中国は拷問し、イギリスは見捨てる

          サイモン・チェン(鄭文傑)氏のお面を被ってイギリス総領事館前を行進する香港市民。=29日夜、撮影:田中龍作= 2019年11月29日 23:54  配信 巨大な足音と共に押し寄せてくる中国の恐怖。香港市民が29日夜、英国総領事館前で「ウィー・アー・オール・サイモン」と訴えた。  在香港・英国総領事館の元職員サイモン・チェン(鄭文傑)氏は、中国公安当局に15日間にわたって拘束された。

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          【香港発】忘れない、許さない、選挙で勝つ 日本人とここが違う

          殺されて行方不明となっている人に線香を手向ける。=30日夜、太子駅前 撮影:田中龍作= 2019年12月1日 03:29 配信 香港人は日本人と違って忘れない。公の記録を隠蔽、改竄することを許さない。  8月31日、MTR太子駅構内で機動隊が乗降客を殴打し多数のケガ人と行方不明者を出した事件から3ヶ月が経つ。  事件を引き起こした警察に抗議し、記録映像全編を出すよう要求する集会が30日、太子駅前であった。  この事件で、警察は行方不明者はいないと主張する。であるなれ

          【香港発】忘れない、許さない、選挙で勝つ 日本人とここが違う

          【香港発】攻防の跡生々しく 理工大学構内に入った

          火炎ビンは暴動罪で起訴する際の有力物証となる。警察の鑑識課員は手に取って確認していた。=28日、理工大学構内 撮影:田中龍作= 2019年11月28日 15:19 配信 香港警察は28日朝、理工大学構内に捜索に入った。火炎ビンなど証拠物の押収がねらいだ。構内に残る学生はいないとの見方が有力だが・・・  田中は警察官100人余りと共に構内に入った。  まず驚いたのはバリケードが、ほとんど壊されていないことだ。手つかずと言ってよい。学生が自ら焼いたバリケードはあっても骨格

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          【香港発】攻防の跡生々しく 理工大学構内に入った

          【香港発】民主派議員 学生の解放求め、理工大構内に乗り込む

          2019年11月26日 04:17発信 「なぜ行かせないんだ?」機動隊に詰め寄る伍健偉議員。機動隊につかみかかりそうになるのを仲間の議員が制止するほどだった。=25日、理工大学前 撮影:田中龍作= 24日投票のあった区議会選挙で圧勝した民主派の議員たちが間髪を入れずに動いた。  大勝利の余韻も覚めやらぬ翌25日、民主派の立法会議員と区議会議員約60人が「理工大学に閉じ込められた学生を解放するよう」求めて、行政長官や警察と交渉したのである。

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          【香港発】唯一民意を反映できる区議選 軽装のプロテスターはインキが渇くまで待って投票した

          2019年11月24日 21:19配信 6ヵ月続く反政府デモと中国による弾圧を市民がどう受け止めているのかを問う、香港区議会議員選挙の投票がきょう24日、あった。  香港区議会選挙は日本の統一地方選挙にあたる。香港全土18の選挙区に1090人が立候補、452議席を争う。

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          【香港発】理工大学生、地下水道から決死の脱出 協力の市民も逮捕

          2019年11月22日 23:00発信 マンホールのフタが開き、やっとの思いで地上に出られた・・・と思ったら警察が待ち構えていた。  アンジェイ・ワイダ監督の映画『地下水道』さながらの光景が、香港でひっそりと展開されている。

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          【香港発】理工大学 中高生も警察に包囲されていた

          2019年11月19日 05:06 発信 大学だけが戦場ではなかった。香港の代表的観光地である尖沙咀(チムシャツォイ)では、18日深夜から19日未明にかけて、火炎ビンと催涙弾が飛び交った。  警察は理工大学を包囲して催涙弾を雨あられのごとく撃ち込み、あげくに多数の学生を逮捕した。

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          【香港発】理工大学 中高生も警察に包囲されていた

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          【香港発】内部告発 「残忍な香港警察」は偽装した中国人民解放軍だった

          誰が香港警察なのか、誰が中国人民解放軍なのか。部外者は区別がつかない。=21日、元朗 撮影:田中龍作= 2019年9月24日 02:11配信  香港のデモで残忍な逮捕劇を繰り広げているのは、中国人民解放軍や同軍系列にある武力警察であることが分かった。香港警察関係者が田中に明かした。 人民解放軍による武力鎮圧はすでに始まっていたのだ。  以下、香港警察関係者の話に基づきリポートする。

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          【香港発】内部告発 「残忍な香港警察」は偽装した中国人…

          【香港発】「警察から学生を守れ」デモ隊救出、送り届けの車 同乗記

          デモ現場から無事救出された学生。=21日夜、元朗 撮影:田中龍作= 2019年9月22日 06:03配信  自由を守るために香港人はここまで助け合うのか。そう思わずにはいられなかった―  デモに参加し警察に追われる若者を、現場で救出し、彼らの家まで自家用車で送り届けるボランティア集団がいる。  田中は21日夜、その車に同乗した。  この日は、政府系ヤクザが乗客とデモ隊を襲撃した元朗駅事件から2ヵ月目だった。駅に隣接するショッピングモールで始まった抗議集会は、元朗の街

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          【香港発】母親「息子は香港を守っている」 対中国抵抗闘争の戦士は尽きない

          火炎びんを政府本部庁舎に向けて投げ込もうとする女性プロテスター。=15日、金鐘 撮影:田中龍作= 2019年9月15日 23:39配信  デモは「表現の自由」の真骨頂でもある。6月に200万人、8月に170万人デモを主催した民陣(民間人権陣線)のデモ申請を香港警察は認めなかった。  それでもデモを掛けるのが香港市民だ。香港人が口癖のように言う「フリーダム・エクスプレッション」。命の次に大事な物を守るため権力には屈しないのである。    15日、日本風で言う「無届けデモ」

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          【香港発】デモ隊の少年「今やらないと次はない」 パレスチナ化する対中国抵抗運動

          写真上:機動隊に向けてゴム銃を引く少年は15歳だった。「ここはパレスチナか?」と錯覚した。=8月26日、Tsuen Wan 撮影:田中龍作= 2019年9月14日 17:55配信  デモ隊が築いたバリケードに向かって、機動隊は情け容赦なくビーンバッグ弾や催涙弾を撃ち込んでくる。「ドーン」。ビーンバッグ弾が重低音と共にバリケードに命中した。  機動隊に最も近い場所であるため、逮捕される確率も高い。バリケードは地獄と隣合わせだ。  最前線に立つプロテスターたちに歳を聞くと

          【香港発】デモ隊の少年「今やらないと次はない」 パレスチナ化する対中国抵抗運動

          【香港発】「我々の国歌」でスタジアムが揺れた サッカー国際試合もデモの場に

          ハーフタイム。若者たちは観客席で革命スローガンの横断幕を広げた。=10日夜、香港スタジアム 撮影:田中龍作= 2019年9月11日 10:14配信  60年安保闘争で連日10万人のデモ隊が国会を取り巻くなか、「後楽園球場はいつもの通り満員だったそうじゃないか」と言い放ったのは、時の総理大臣・岸信介だった。  地元チームが出場するサッカー国際試合の熱狂さえもデモに変えてしまうのが、香港人だ。  「香港VSイラン」戦が10日夜、香港スタジアムであった。  サッカー自体に

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