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歩き旅行② 5/23~25 戸馳島→立岡自然公園 28km 9時間

翌朝、7時頃起床
他のキャンパーは撤収作業をしていたが、昨晩から悩まされていた肉を片付ける。(味付き豚肉だったのでテントの中がニンニク臭祭り)
しかしこれが、かなり美味!塩味がたまらない!!


ぺちゃんこに潰れたスイートポテトと淹れたてのコーヒーにも悶絶。
そもそもスイートポテトは潰したさつまいもなのだ、と哲学的ポジティブ思考ができたのも朝焼けと砂浜というロケーションの賜物だったろう。

昨日の予定では、これで家へ帰る予定だったけれど予定を変更し、もう一泊することを決意した。理由は簡単で1回のキャンプ飯じゃ満足ならなかったからだ。

外で食べるご飯、しかも歩きに歩き体を空っぽにした後の飯は格別だろうと想像した。

検索すると立岡自然公園が無料でキャンプができるとある。
中学の頃、早朝バス釣りに行ったなぁ(俺はエロ本をあさっているだけだった)遠い記憶を思い返してみるがキャンプ場は思い当たらない。

まだ見ぬロケーションと美味しい晩ごはんを目指し再び海岸の道を歩き始めた。


もうあの道は通りたくないと、苦肉の策で浜辺を歩いてみることにした砂に足をとられ岩もゴロゴロして歩きにくいが死ぬ思いをするよりマシだった。(余談だけどね、交通事故死について調べてみたよ。2020年2839人。日本で1日に平均して約8人の方が亡くなっている計算。気をつけまくれば防げるかもしれない死だろうから乗る人も歩く人も気をつけて(><))


途中の漁村に石垣の防波堤がみえた、このあたりは柑橘類の栽培が盛んなので石をきる技術に長けている職人さんがいたのだろうか、この集落の人らが力を合わせて積んだのかなと想像した。
たまたまメッセージがきた友人に送ったら、どうやってくっつけるのかな?と聞いている。確かにコンクリートも無しにどう固定していたのだろう。
ただあるなぁーと眺めていた俺は、昔のひとの知恵にも驚いたが、構造が気になるという着眼点をもった友人に驚いた。同じものをみていてもみえるものは人それぞれ。

そのまま歩をすすめていくと、岩だらけの海辺から干潟になる。ムツゴロウをみた。まじまじとみるのは初めてで、ヒレの斑点が青く光り案外キレイだ。あちらこちらでジャンプして求愛している。ムツゴロウですらカップルなのか、、と危ない思考におちいりかけたが、『泥にまみれてまで相手を探したくないな(混乱)』と結論づけ、立岡自然公園へと到着した。

立岡自然公園は広い池が2つに分かれていて中学の頃来た時には減水されていた記憶があるから溜め池なのかもしれない。と思い少し調べたら加藤清正が掘ったとあるので農業用水なのだろう。
全くキャンパーがいないので、蛇口の真ん前に陣取り屋根の下にテントをはった。予報は雷雨だった。


楽しみにしていた晩ごはんにはスパゲティを茹で、オリーブオイルと御飯の友をふりかけた。
のりとオリーブオイルの香り素晴らしく、噛むとごまの香ばしさアルデンテの歯応え、控えめに言って最高でした。茹で汁にコンソメを溶かしオリーブオイルをたらした塩気の強いスープを飲み干した時には、おかわりを茹で始めていた。


日が沈むと外灯一本を残し辺りは真っ暗、近くのグラウンドでは日が暮れるまで野球の練習があっていたので案外賑やかだった。余計に夜の静けさを感じる。
やっと一人の夜を過ごせる。
ほーほーとフクロウが鳴いて、魚がポチャンと跳ねる。
河童ならいいのになぁとぼやっとおもったが気づいたら寝入っていた。

全く雨が降らず、目覚めた。雷雨楽しみにしていたのにガッカリだった。昔から雷は祭りって感じで好きだ。怖いという人の感覚に共感できず、それを言うと強がってるやつとレッテルはられるので、いつも『心外だな』とおもう。いつもは黙っているけれど今回はここに表明しておく。

朝はオートミール粥を作って、コーヒー飲んでとても満足したので帰宅することにした。
遠回りしても19kmくらいかと軽い気持ちになってきたのも訓練の成果だとおもう。今や4,5時間あるくのは苦じゃない。

朝7時にでて12時前に帰り着いた。良い旅だったので報告したく久々に記録しておく。ではまた。

5/24  28km 9時間 5/25 19km 5時間

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