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後悔しないように生きる

先日、このコロナ禍の中、フリーランスとして独立した女性とお話しをする機会がありました。この先行き不透明な時期になぜ独立を…?と聞くと、「後悔したくなかったから」と。先行きが不透明ですべてが不確実な今だからこそ、自分のやってみたいワークスタイルに挑戦してみたい、と考えたそうです。

そんな言葉を聞いて、「あぁ、とても共感できるなぁ」と思っていたら、友人のがんサバイバーの女性がつづっていたnoteの言葉が目にとまりました。

==引用==

自分への言い訳や先延ばしはいくらでもできるのだけれど、だって、「いつか」という未来がないかも知れなかったら、「今でしょ、今!」なんだよね。

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そうそう、そうなんですよね。思えば私が新卒のころから10年以上勤めた会社を辞めたのも「人生は一度きり」「後悔したくない」という思いがあったからでした。

私の場合はきっかけは東日本大震災でした。私は都内にいたので直接大きく罹災したわけではなかったけれど、それでも自分の人生観が強くゆさぶられたできごとでした。

初めて「死ぬかもしれない」と思ったんです。それまでふわふわと今日も明日もあさっても同じような毎日が続いていくような気がしていたんですね。でもある日、突然、そんな「当たり前のような毎日が終わってしまうことがある」ということに生々しく気づいたのが大震災でした。

そのとき「女性が生き生き働き続けるための支援がしたい」と思いはじめていた自分がいて。「あぁ、これはやらないでいたら後悔するな」と感じました。そうして、2011年の夏には会社に退職の意思を伝え、2012年にフリーランスとして独立したのでした。

理事をしているフリーランス協会が今年4月末から5月にかけて実施した調査によれば、コロナ後に副業や非営利活動、フリーランス、独立を考えている会社員の比率が高くなっています。

コロナショックという大きな出来事に直面し、一度立ち止まり、自身の今後のキャリアについて考え、「ライフ・シフト」したい方がそれだけ多いということなのだと思います。

今の自分は後悔しないで生きているか?ワクワク人生を楽しんでいるか?与えられた命を悔いなくつかっていきたいと改めて感じた一日でした。

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