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幸福度は何で測る?母であり娘でもあるアラフィフの考察

今日は母の日ですね。
昨日慌てて母へのプレゼントを買いました。
今はお店に行かずともタブレットでお買い物ができて大変便利。

母の日は日頃の感謝をお母さんに伝える日。
直接「いつもありがとう」と伝えたり、
心の中でそっと感謝の気持ちを持つ方もいるかもしれませんね。

私は来月で50歳になります。母が23歳の時に生まれました。
そして、すでに成人している息子ともうすぐ18歳になる娘がいます。
なので母であり娘でもあるわけです。

50歳って一昔前は長生きの人という扱いでした(笑)
よくぞここまで生きてこられました。
でも、それは一人の力ではありません。
それは両親に育ててもらったこと、
また子育てをした経験から実感としてあります。

しかし、長いのか短いのかよくわからない50年の間には、
そんな当たり前のことを忘れてしまった時期がありました。

・自分の居場所がない
・困っても助けてと言えない
・誰も自分のことを理解していない
・自分は必要とされていない
・自分には価値がない
・愛されていない

そんな思いで自分をいっぱいにして、
自分を追い込んでしまったことがあります。
それは後に思い込みだとわかるのですが。


話はガラリと変わります。
ユニセフの研究機関の調査で
子どもの幸福度調査というのがあります。

https://www.unicef.or.jp/library/pdf/labo_rc16j.pdf

調査結果によると、日本の子どもの幸福度は
▫️総合順位20位(先進国38カ国中)
▫️精神的幸福度37位
▫️身体的幸福度1位
▫️スキル27位

精神的幸福度の指標:
①生活満足度が高い15歳の割合
②15−19の自殺率

身体的幸福度の指標:
①5−14歳の死亡率
②5−19歳の過体重/肥満の割合

スキルの指標:
①数学・読解力で基礎的習熟度に達している15歳の割合
②社会的スキルを身につけている15歳の割合

この結果を見てどう思いますか?

身体的幸福度は1位なのに精神的幸福度が最下位から2番目ということ。
身体は健康でも心はすこぶる不健康とも言えるでしょう。

私の場合、
母としての自分はうちの子供たちは大丈夫だろうか、と心配になるし、
娘としては、かつての自分に当てはまり妙に納得感があります。

さらに調査の結果、困っているときに人に頼れる人の割合29位
というのがありました。(殺人による死亡数も29位)

日本の子どもの幸福度が低いのは、
有識者の見解によると日本の教育制度の問題であり、
また貧困の問題が大きいということでした。
もちろんそれは一理あるのでしょう。

この結果を見て私が感じたのは、
子どもだけではなく、子育てをしている人も
困った時に頼れる人がいなくて、
自分で解決しないといけないと
考えている人が多いのではないかということ。
経験上、より強くそう思うのかもしれません。

幸福度は人とのつながりと強い関係があることがわかっています。

子どもも親も一人では解決が難しいことがたくさんあります。
ひとりで抱えないで、近くに助けを求められる人や場が
増えて欲しいなと願わずにはいられません。

完璧な子育てなんてありません。
もっと気楽に、自分を大切しながら、
そんなスタンスで子育てができたならば
子どもの幸福度は上がるのではないでしょうか。
それはすなわち母の幸福度が上がることでもあります。
子どもの幸せを願うのが母ですから。




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