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笑顔に隠された怖れと深い悲しみ

このnoteも多くは
HSPやアダルトチルドレンの方への
メッセージとして書いていますが
やっぱりなかなか理解されにくい
現状があるようです。

だから今日はアダルトチルドレンって何?
っていう人へひとつメッセージを。

アダルトチルドレン(以下、AC)は

「強いね」
とか
「いつも明るいね」
と人から言われることが多いのですが
それはあくまでも表面上
そうしているだけなんです。

もちろん嘘をついているわけじゃ無い。
その場を楽しめていない訳じゃ無いけど
どこかで常に虚しさを感じている。

ACのメンタルが崩れて何かしらの
病的な状態になったときに

「え!まさかあの人が!?」

みたいなリアクションをされるほど
ACの人は自分を取り繕うのがうまい。

でもね、違うんだよ。

身につけた術

その取り繕う術はACが、一番認めて
欲しい人に認めてもらいたくて
身につけた技のひとつなんだ。

嫌な顔や辛い顔をすれば
親から、兄弟から、親戚から
怒鳴り声を浴びせられ
いびられて、人格否定をされて

辛いこと、苦しいこと、嫌なことは
言ってはいけないことなんだ

と幼少期に心身と頭脳に叩き込まれる。

一般的な家庭で育った人は
こう言うんだよ

「親も辛かったのかも」
とか
「誰でもたまにはそんなことある」
とか云々の説法の類い。

でも、想像してみて欲しいんだ。

親が辛いからと言って
子供にあたって良い理由にはならない。

しかもそれが「たまに」とか
指折り数えるほどでは無く
毎日、何年も続くわけでさ。

だから自分の心身が壊れても
頑張り続けて笑顔でいる方が
まだ安全だって学んだんだよ。

そしてそれを学んだまま大人になると

・力が抜けないし抜き方わからない
・ってか力を抜いたら危ないじゃん
・そもそもリラックスって何?
・やろうと思っても身体ができない(怒)

とまぁ、こうなるわけです。
で、本当に救急搬送されるまで
何かをし続けるし、何なら搬送されても
頭も身体もリスクばかりを考えて休めない。

ACがどんな状況でも笑っているのは
「辛いものは辛い」と言うことを
一切許されなかった過去がある
と言うことは知っておいて欲しい。

そして子供の頃に体得した生きる術は
大人になっても無自覚で残り続ける。

ACは自由にのびのびと生きている
のではなく
生き抜くサバイバル
だったってこと。

そう。だからあなたの近くにいる
いつも笑顔で強いのあの人も
アダルトチルドレンかもしれないよ。

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