喜ばれる事と悲しい事

こっちに来てしばらくして、

「家の事ちゃんと出来てるの?」と
心配されるのがプレッシャーだった時期が
ありました。

そもそも共働きで、夫婦共に21時頃まで
帰ってこなかった我が家と

お母さんがパートで17時過ぎには家にいる家庭とでは
「出来てる」のレベルが違うだろうなぁと思って
答えに困った記憶があります。

また、聞かれて困ったのは
「関東のおすすめの観光スポットある?」
「はとバスのおすすめコースある?」など
観光目線での質問でした。

「詳しくなくて、わからないです…」と言うと
「都会の人はそうだよね〜」とか
「田舎者だからごめんね〜」とか
なんて返したらいいのかわからない答えで
返されるので、会話に困りました。

逆に言うと喜ばれたこと。

「田舎で何にも無いところでつまらないでしょ」と言われたら、
「そんな事ないですよ〜」と返すと喜ばれます。

本心では「確かに…」と思っても
絶対に言わないほうがいいです。

誰も共感してくれないし、
田舎の人はコンプレックスもあるので
本当に傷つきます。

逆に言われて私が傷ついた事。

「都会って水道の水まずいんでしょ」
「人が多くて苦手なんだよね」
「あんな所住みたいと思わない」
「昔修学旅行で行った時、駅員さんが冷たかった」など、

そんな事ないんだけどな〜って思って悲しかったです。

「都会の空でも、ふるさとだろ〜♪」ってCMがありますが、
本当にそれです。(笑)

住み慣れた所を否定していいのは、
地元が嫌で嫌で出ていった人や
どちらにも住んだ結果感じた人だけだと思います。

こんな事があってから、
私自身も発言には気をつけるようになりました。
何気ない言葉で、傷つけてしまう事が無いように。

価値観や環境が違うところだと、
そういうズレが大き過ぎて
本当に気をつけなきゃなぁと思う事が多いです。

#エッセイ #移住 #地方 #田舎 #地方移住 #遠恋

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