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自分の自然体が全てではない -自分の強みを作る "なりたい自分を"自分"にしちゃえ"-

皆さん、こんにちは、こんばんは。実業団で現役バスケ選手をしています、ひかるです。このブログでは、バスケ選手が本から得た明日から使える考え方や知識を紹介しています。

さて、今回は「自分の強みを作る”なりたい自分を”自分”にしちゃえ”」(著:伊藤春香(はあちゅう))です。

最近Kindleの読み放題サービスに入ったんですけど、そこでたまたまこの本が目に入ったんですよ。なんか知らないけど、直感でこれ読んだ方がいいなってビビッときて。

そしたら、やっぱり合ってました。すんごい響きました。肩の荷がすごい降りたというか。これでいいんだなって思わせてくれる本でした。

今日はこの本から感じたこれでいいんだなポイントを3つ紹介します。なんか頑張ってるんだけど窮屈だな、とか、本当に今の自分でいいんだろうか、と思ってる方に少しでも届いたら嬉しいです。

●見せるのは自分の表面だけでいい

いきなり自分の話から入って申し訳ないんですが、僕は今社会人3年目が終わりそうな26歳です。社会人はいろんな人と付き合っていかなければならず、相手に合わせて適切な自分を見せるスキルが求められます。

そんな世界にいると、自分ってなんだろうってよく思うんですよ。本当の自分どれだ?って。だからまず常にナチュラルでいよう、ナチュラルな感情にしたがって行動するのが本当の自分だろうと思ってました。

けれどこの本によって、自分の考えは真っ向から否定されました。(あくまで自分の表現でそんな否定されてないですよ!笑)

この本によると、相手は自分の中身を見ることができない、外に出した自分だけみている。だからこと上手に自分を外に出せれば、なりたい自分になれる、って書いてあるんです。

ほう、なるほど、と。つまり言い換えると、自分が求めていたナチュラルな自分を出すことって、なりたい自分になるためには非効率なことをしていたことに気づきました。見せなくていい部分まで見せてたんです。

イケメンになりたかったら例え内心イライラしててもイケメンがしそうな行動をする!(イケメンになりたいわけじゃないですが…笑)一流のアスリートになりたかったら、イチローさんみたいな行動をする!

そうやって自分の行動をコントロールすることによって、それを見た周りが評価してくれて、結果なりたい自分になれる。

ナチュラルって言葉の響きはいいんだけど、自分をプロデュースするためにはナチュラルも使い方だなと感じました。

●自分にウソをついていい

自分にウソを作って一見悪そうじゃないですか?

でもこの本だと、なりたい自分になるための最初のスタートは自分にウソをつくことだって書いてあるんです。

これ著者のはあちゅうさんが言ってるから余計に響くんですよね。

簡単にご紹介させてもらうと、ブロガーとして有名になった方なんですが、当時としては珍しい顔出ししてブログやってた方なんですね。(当時のブログはみんなアメーバピグなど顔出しはしていなかった。)

この本にも書いてあるんですが、顔出ししたらめちゃくちゃブスと叩かれたんですって。

それでも頑張って更新を続けて、書籍を出したり、ブログの広告費で世界一周しちゃったり、とにかく突き抜けた方。

おそらく自分の感情に正直だったら、叩かれながら続けることはできなかったと思います。

頑張るために自分にウソをつく。ウソをつき続けるといつの間にかウソの自分が本当の自分になる。そうこの本に書かれていました。

先ほどの章でもお話ししましたが、僕はいかにナチュラルな感情にしたがって生きていくかを考えていたので、この考え方も正反対。でも自分にウソをつくのになんかホッとする気持ちになりました。

おそらくいつまで経っても見つからない「自分のナチュラル」に疲れていたからなんでしょうね。もう探さなくていいよ、って言ってもらえたような気がします。

●見せてる自分は他人と思っていい

これこの本で直接書かれたことではありません。でも読んでてなんとなくですが感じ取れたんです。

なんでかっていうと、この本はあちゅうさんの自叙伝的な話なんですが、たまにものすごい他人を話してるかのような書き方があるんです。

例えば、この文章。

「はあちゅう」というキャラクターの存在が私を強くし、様々なチャンスと与えてくれているのです。

自分のキャラクターを一歩引いてみてる感じが伝わりますよね。

ここからは僕の推測なんですが、なりたい自分を作っていく中で、なりたい自分を適度に距離を置いたほうがいいんだなと思いました。あまりにも近すぎると、常になりたい自分でい続けないといけないから、精神的に疲れちゃうからです。

もう一人の自分が頑張ってるなあ、くらいの感覚がちょうどいいんでしょうね。だからこそ冷静に自分を見返すことができるし、修正もできる、休むこともできる。たまにはナチュラルな自分として休憩してもいい。なりたい自分を作るためには、バランスの良さが大切なんだなと思いました。

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いかがだったでしょうか。この本、2012年(8年前)に発行された本なんですが、今読んでも心を落ち着かせてくれる本だなと思いました。

またさすがブロガーの文章だなって感じで、とにかく読みやすい。文章苦手な方でもサラサラ読めちゃいます。ぜひオススメです。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう!

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