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JAPAN CREDO:アルバ

田中眼鏡にて新たに立ち上げたブランド
JAPAN CREDO
今回のテーマは70年代です。

スタッフ間でデザインコンペを開催し、実際にそのデザインが商品化されることとなりました。
フレームには、当時のパーツを丁寧にオーバーホールしたものが使用されています。

線の太さや丸みの少しの違いで、イメージがこんなにも変わるものか...と試行錯誤しながら、クラウンパントのフレームをデザインしました。

20代前半の私が持っているフレッシュさ、経験が浅く社会での未熟さを感じながらも積んできた経験、そして今後年を重ねるにつれて更に成長していきたいという、今しか感じることのできない様々な思いをこの形に込めました。
そして、デザインをしていく中で名前を付け、メガネにストーリーを加えることに。

丸みも角もある、柔らかさも大人な面も兼ね備えたクラウンパントの形で私は、世界中で愛されているあるスイーツをイメージしました。
大人な苦みと甘さを併せ持ったイメージのある
ティラミス」です。
皆さんも一度は食べたことがあるのではないでしょうか?

日本ではバブル期に社会現象になるほど流行し、イタリアンレストランやスイーツ店はもちろん、コンビニでも販売され今でも多くの方に愛される世界的にも有名なスイーツですね。

ティラミスはイタリア語で
tira(引っ張って)」+「mi(私)」+「su(上へ)」の3つの言葉を組み合わせた言葉。
直訳すると「私を引っ張り上げて」という言葉になります。
意訳すると「私を励まして」「私を元気づけて」という意味。

お菓子が気分を引っ張り上げる=元気づけてくれるお菓子というのが直接の意味合いです。
こんな素敵な意味が込められたスイーツだったとは知りませんでした。

諸説ありますが、ティラミスは1960~70年代にイタリアにあるトレヴィーゾという街のレストラン「レ・ベッケリエ」で誕生したといわれています。
そのレストランのオーナーである”Ado Campeol(アド・カンペオル)”の元で働いていたシェフが、アイスクリームを作っている最中に誤って卵と砂糖の入ったボウルにマスカルポーネチーズを落としてしまったところ、偶然混ざり合った味が美味しいことをカンペオル氏が発見しました。
その時、カンペオル氏が偶然の発見を伝えたのが妻の〖 アルバ 〗です。

そこから2人は試行錯誤し完成させたものに「ティラミス」と名付けました。

「ティラミスの父」とも呼ばれた、有名なシェフであるカンペオル氏を支えた妻の存在。
ただ甘いだけではなく、大人な美味しさのあるスイーツに、「私を元気づけて」という意味を込めることのできるスイーツを生み出した存在を支えたアルバという女性は、芯があり、どこか上品で大人な女性だったのではないかと想像します。

今回はそんな陰の立役者である彼女への敬意をこめて「アルバ」と名付けました。

是非店頭にてご覧くださいませ。

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