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業界No.1がなぜ儲かるかがわかる「マイケル・ポーターの3つの基本戦略」について解説!

こんにちは!
どーも!ゆ〜せ〜です!

今回は、業界No.1がなぜ儲かるかがわかる「マイケル・ポーターの3つの基本戦略」について解説していきたいと思います。

業界No.1の企業って一度トップになると何年間も1位に抜かれることなく、1位のイスに座っていますよね。

それは、他のシェア率の低い企業とは全く異なった戦略を取っているからだったんです。

しかし、なぜ業界でシェア率の低い企業は、大手のまねをしないのか?

今日はこれの答えがわかります。

それでは早速解説してきましょう!

マイケル・ポーターの3つの基本戦略って何?


マイケル・ポーターの3つの基本戦略のマイケル・ポーターは以前紹介したハーバード大学経営大学院教授です。

その3つの基本戦略は、競争優位と顧客ターゲットの幅を3つに分けた戦略のことです。

その3つとは以下の戦略です。

①コスト・リーダーシップ戦略
②差別化戦略
③集中戦略


ちなみに、このマイケル・ポーターの3つの基本戦略がわかるようになると、これからとるべき戦略の方向性が分かります。

さらに、競合他社の戦略について知るときも役立ちます。

それでは、マイケル・ポーターの3つの基本戦略を詳しく見ていきましょう!

①コスト・リーダーシップ戦略

コスト・リーダーシップ戦略とは、同じ商品・サービスなら、1番安くで提供できるやつが勝つんだという考え方の戦略です。

競争優位と顧客ターゲットの観点から見てみると、他社より低いコストで、業界全体という幅広いターゲットを考えていると言えます。

この戦略は多くの業界のNo.1企業が取る戦略で、大規模たるゆえの経済性と経験により成すことができています。

しかし、この安くで提供して勝つという戦略にも他の企業に負ける可能性もあります。

それは、新しい大量生産方法が生まれたり、後から紹介する他の戦略に負けたときです。

新しい大量生産方法の例で言えば、歴史の話になりますが、コピー機の到来で写生(文字をそっくりそのまま書き写すという仕事)は完全に無くなりました。
ここからわかるのは、人が一生懸命に書き写しても、機械で生産した方が早いし安いということです。

新たなイノベーションが既存の市場を奪うということですね。

②差別化戦略

差別化戦略とは、業界全体の広いターゲットに向けて、付加価値をつけて物・サービスを提供し、コストは多少高くても、それ以上に価値があるなら他に勝てるという考え方を持っています。

実際、コスト面でトップになれない多くの企業はこの戦略を使っています。

もちろん、業界No.1でもこの戦略を取ることもあります。

しかしながら、この戦略の場合でも他の企業に負ける可能性もあります。

それは、大きな企業に模倣されたり、顧客ニーズを失ったり、コストが大きくなりすぎた場合です。

差別化戦略をとっている企業としてわかりやすいのが、コーヒーチェーンのコメダ珈琲ですね。

これらは回転率の早い安いコーヒーチェーンよりもゆったりできる場所という付加価値を提供して高いコーヒーでもお客さんが来てくれます。

ちなみに僕コメダ珈琲大好きなんですが、550円とちょっと他のコーヒーより高いですが、蜂蜜アイスコーヒーというのがめちゃくちゃ美味しいので、もし行く機会があればぜひ飲んでみてくださいね。

蜂蜜が思った以上にコーヒーに合うことにびっくりすると思います。

③集中戦略

最後は集中戦略です。
これは、他の戦略と違って業界全体ではなく、特定の狭い顧客ターゲットに絞ります。

狭い顧客ターゲットに絞ることからニッチ戦略と呼ばれることもあります。

この狭い顧客ターゲットというのは、地域で見たり、顧客特性で見たり、製品特性で見たりします。

この戦略では、狭いターゲット内でNo.1またはOnly 1を目指すという考えを持っています。

もちろん、他の企業に負けることもあります。

それは、市場が無くなったり、さらに細分化してしまった場合です。
他にも競合他社がコスト・リーダーシップ戦略や差別化戦略を実現させた場合です。

結論、この戦略を取るときは、他の戦略を取るよりも持続的に他社よりも優位である必要があります。

では、マイケル・ポーターの3つの基本戦略についてどんなものかということが分かったと思いますので、具体例を見て理解を深めていきましょう!

アパレル業界のそれぞれの戦略


まずは、コスト・リーダーシップ戦略は、ユニクロとしましょう。

大量生産・大量消費で低価格を保ちつつ、高い機能性を発揮しています。

元エルメスのデザイナーであるクリストフ・ルメールをユニクロUのデザイナーとして起用し、高い機能性、高いデザイン性、高品質を実現させています。

さらに、デザインも万人受けするようなもので、好き嫌いのないようなものがほとんどです。

ファストファッション界のシェア率も絶大的で海外シェアも獲得しています。

こんな最強なユニクロに買っている部分のある企業はあるのでしょうか?

差別化戦略としては、オフホワイトやバーバリー、ヴァレンシアガなどの高級ブランドを置いてみましょう。

これらは非常に高いデザイン性と庶民の憧れという立ち位置で販売されており、富裕層はもちろんのこと、一般の人もターゲットにしています。

値段はユニクロよりも10倍以上するものの、デザイン性やステータス性などの付加価値をつけて販売し、他社との差別化に成功しています。

最後に集中戦略です。

ここではインフルエンサーが立ち上げたブランドを置きましょう。

Youtubeでチャンネル登録100万超えの人気インフルエンサーがアパレルブランドを立ち上げた事例はいくつもあります。

これらのブランドの多くは業界全体でのシェアを狙うのではなく、ファンに販売するというニッチな部分で戦います。

このようにアパレル業界でもマイケル・ポーターの3つの基本戦略で各企業の戦略を把握することができるのです。

最後に注意点だけ見てみましょう。

マイケル・ポーターの3つの基本戦略で気をつけたいこと


まずは経営環境が変わると戦略自体が有効でなくなるということです。

多くの例はイノベーションで既存の市場が脅かされることですね。

次は、コスト・リーダーシップ戦略と差別化戦略の両立が最強だということです。

コスト面でも安く、付加価値までも顧客に提供できる企業はそうそうありませんが、これを実現することができればそう簡単に他の企業に負けるということはないでしょう。

今回は、業界No.1がなぜ儲かるかがわかる「マイケル・ポーターの3つの基本戦略」について解説をしていきました。

皆さんも身近な企業の戦略が3つのうちどれに当てはまるか考えてみましょう!

そして、経営やマーケティングをされている方はぜひこちらの戦略を生かしてください。

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