やめる理由がポジティブだといいよね

いつも私のnoteを読んでくれている姉に、7月末で毎日更新を終了する旨を伝えたとき、「やめる理由がポジティブなのはいいよね」と言葉をかけてもらった。

家族は私がnoteを書いていることを知っていて、いつも応援してくれている。特に姉は毎日のように私の記事を読んでくれている読者だった。

記事を褒めてくれたり、「今度こんなテーマも読んでみたい」などの意見をくれたり、「客観的に読んでどう感じる?」とアドバイスをもらうことも多い。

ずっと応援してくれているからこそ、最初はそんな姉にやめることを伝えると悲しませてしまうかもしれない……なんて思った。

でも、実際はそんなこと全くなくて。むしろ「やめる理由がポジティブなのはいいよね」と背中を押してくれた。






毎日更新を始めた当初、私は具体的に「やめる日」を決めていなかった。

まずは1ヶ月だけチャレンジしてみようとか、1年経過したらやめようとか、そういった区切りは決めておらず、とにかく毎日更新していこうというスタンスだった。夢を忘れたくなくて必死だった。

書き続けているうちに、いつかは私も「毎日書く」という行為はやめてしまうのかなあ……なんて思う日々もあったものの、一つだけ自分のなかで芽生えていたのが、「私がやめるのは明確な理由ができたときだな」ということだった。

というのも、1ヶ月、半年、1年と続けていくうちに、明確なやめる理由が見つからなくて。

「なんとなく区切りがいいからやめよう」や「疲れたからやめよう」などの理由では私はしっくりこなかったんだよね。なので1年が経過したときも不思議と「やめよう」とは全然思わなかった。むしろ、まだまだ続けるよ〜くらいのテンションだった。それくらいnoteの更新は楽しかったんだと思う。

だから、「やめる」と決断するきっかけや踏ん切りをつけることって、難しいなとずっと思っていた。

いつか私もやめることはあるだろうけど、そう思うのは一体いつなんだろうかと思いつつ、更新して2年が経過。

しばらくして不思議と、「もしかして今かも」と思うような出来事や気持ちがふつふつと湧き上がってきて驚いた。

あれほど「やめる理由」がなかったのに、突然パズルのピースがはまったように、「あ、これだ」と感じるようになったんだよね。

初めてしっくりくる理由だったし、自分的にとてもポジティブな決断ができて嬉しかった。



「やめどき」って難しい。

これはもう本当に難しい。

だってせっかく始めたし、やめたらもったいなくない?なんて感じてしまう。始めることよりもやめることのほうがエネルギーを使うなあと思う。

別にやめてもいいんだよ。自分で決めたのならやめて全然いい。

ただ、やめる理由が「いやだから」とか「楽をしたいから」だと、ちょっと違うなと思う。もしかしたら、しばらくして「やっぱりやめなければ良かった」と後悔しちゃうかもしれない。

自分の中でカチッとはまるような「〇〇だからやめよう」という、しっくりくる理由があれば、きっとやめてもいい方向へ進めると私は思う。

やめた自分を否定しないためにも、やめる理由はポジティブでありたい。

実際に私はすごくワクワクしているよ。やめてから自分がどうなるか、早く見てみたい。

最後まで読んでいただきありがとうございます!短編小説、エッセイを主に書いています。また遊びにきてください♪