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【バリからはじめる地方創生(1)】島根で育てるみさとサンバル。


プロフィール

田中 利典(たなか としふみ)神奈川県横浜市生まれ。若くも老けても見られないドンピシャな44歳。バリ島在住歴17年。フリーのグラフィックデザイナーもしてます。

バリでの経歴

大学生活を終えて一念発起オーストラリアに留学。その後バックパッカーとしてバリ島から東南アジア、インド、ネパールを周り「旅で世界の表面をなぞるより深く一つの土地に関わってみたい」と一番心惹かれたバリ島ウブドに住みはじめる。24歳で世界の旅行者をターゲットにろうけつ染めのTシャツショップで起業し3店舗まで拡大。その後ウブドの日本人向けのフリーペーパーを発行し編集長を務める。2015年からは欧米人向けのカフェの経営もスタート。並行して主軸となるバリ島の土産用のクッキー、バロンクッキーを2011年から企画、デザイン面からプロデュース。コロナ前まで年間売り上げ個数60万枚を超える。またウブドの日本人憩いの場「和るんあんかさ」にて2012年からネット配信番組「ウブドラジオ」で終了までの8年間毎週メインMCを務め、コアなバリファンを集めた。

島根移住
2020年夏からバリ島の事業をスタッフに任せ、子供たちに新しい挑戦を見せたいとバリ島マス村の姉妹都市である島根県美郷町に夫婦ともども地域おこし協力隊として移住。現在3年目。地域の魅力を商品化⇒情報の発信をミッションにして活動中。”みさとサンバル””またたびクラフトコーラ”を商品化。みさとサンバルはネット販売開始後わずか8分で300個完売。(*バリ島旅行のみかたさん、ありがとう!)

くる、きっとくる

なんでしょう。
バリ暮らしの長かった僕にはあまり世代間の溝みたいなものは感じとれないんですが、「くる」と言えば「きっとくる」。
ただし来るのは前髪の長い彼女ではなくサンバル、です。

Note自体は数年前から知っていて、面白そうなツールだと思っていたのだけど発信しなければならないことも自分の中にはあまりなく、これまでただ眺めるだけでした。

17年間を暮らしたバリ島から島根県美郷町に移住してはや2年半。

早い。

「あっ」という間と言うけど「あっ」と声に出した瞬間に本当に時間が飛んでるんじゃないか。現在、地域おこし協力隊という制度を利用してここに来て産品開発や情報の受発信をメインに夫婦で活動しています。子供は4人。

さて、なぜ眺めるだけだったNoteに投稿を始めているかというと、ここ美郷町で開発したインドネシアの辛味調味料「みさとサンバル」を少しでも多くの方に知って欲しいからです。

サンバル。

まずそれが何なのかの話からしなきゃいけない気がする。みなさん知らないでしょう?サンバル。インドネシアではどんな食卓にも必ず並ぶ万能辛味調味料で、肉にも野菜にも魚にもご飯にも合うめちゃくちゃ美味しい&辛いやつなんです。

作っているところ

「日本で言うとなんですか?」

よく聞かれますね。
しかしこれがね、ないんですよ。味噌や柚子胡椒よりも普段的に使うし、塩や胡椒よりも格段に存在感がある。

日本でたとえようのないもの、つまりサンバルisサンバル。それは新しい概念をもたらすんじゃないか。

く~る、きっとくる~。

それを地域の方たちの協力の元で生産しています。
高齢者の多い過疎地なんですが美郷町、自然が豊かで畑の得意なおじいちゃんおばあちゃんがたくさんいらっしゃいます。

でも昔と違って今は子供も出て行って夫婦二人分の作物を作るばかり。家族の多いうちらに採れたての野菜をもってきてくれる時も「ごめんね~もらってくれる?」なんてこっちが恐縮するところなのに。

つまり育てても消費する機会が少ないらしい。
野菜、喜ばれなかったりもしたのかな?でも今うちらがサンバルを作るとなってその材料を育てて欲しい、と頼むと任せとけ!って上手に育ててくれます。そんなときの皆さんは少し誇らしげだし、頼もしい。

あ、我が家は植物を育てるのが苦手で夫婦ともども枯らしてしまいます。
雑だから??マメじゃないから??いえいえ、業ですよ業。前世で食中植物に食べられた虫の可能性です。

地域の方のそんな力。バリ島マス村と美郷町が姉妹都市であるという歴史、そこに縁を感じて勝手にやってきた僕らですが、このみさとサンバルを通して地元の方の収入に繋げ、活気に繋げ、交流につなげたい。

そのためにはまずサンバルというものを知ってもらう、みさとサンバルを知ってもらうことが最短で唯一の道であろうとこうしてNoteを始めることにしてみました。

サンバル

どうでしょう覚えてもらえましたでしょうか?今日は名前だけでもね。

週に1回くらいのペースで続けるつもりで、みさとサンバルの活動を報告していきたいと思います。

地域おこし、という視点も含めてお付き合い頂けると幸いです。


ご注文もお待ちしております


でも読んで頂けているだけで有難いです。これからどうぞよろしくお願いします。


みさとサンバル
http://misato-sambal.com/

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