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こころ。って知ってるかい

夏目漱石の代表作とも言える小説。

平成を通り抜けた人なら1度は見たことがあるのでは。

私の場合は国語の教科書で一部を読んだことがある。

23歳のいま、1冊全部読んでみたという話。

書籍だと300ページくらいかな。

青空文庫にてサクッと無料で読めるのでぜひ。


あらためまして。

過去に教科書で読んだときは終盤のシーンしか載っていなかった。
初めて読んだときは、誰も救われない恋愛物語としか思わなかった。

改めて全部読んでみるとやはり儚い小説だった。

若いころは誰しも素直に生きている。

無邪気に周りを信用し、信頼し、期待する。

でも裏切られたときはいったいどうすればいいのか。

正解はだれも教えてくれない。

わけがわからず全てを疑い、悩むようになる。

そうして彷徨っているうちに気づけば引き返せないところに行き着いてしまうことがある。

この小説が書かれたのは100年以上も前になるが、

どの時代もおなじこと。

一番怖いのは人のこころだということ。

その点で言うと今の時代はもっとひどい。

会ったこともない人に知らぬ間に裏切られる。

悲しいことに人のこころなんて考えもしない人が多い。

ネットでの誹謗中傷だってそう。

今起こっているロシアのウクライナ攻撃だってそう。

正直事情は詳しくないが、令和の時代に民間人を何千人も殺してまでやる必要はあるのか。

世界一のお金持ちはいったいどこまで人のこころを考えているのか。

ひどい話だ。


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