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文句を言わずに

しばらくぶりの更新。
といっても1週間プラス1日だけだが、僕としては長い空白。
時間がなくて書けなかったというほどではなかったが、僕自身にとって生産的なことを考える余裕はない、ここ2週間くらいだったのは確かだ。

書かずにはいられない」で書いたとおり、noteに何かしら書くことは、僕にとってストレスをためない、精神衛生上、大事なルーティンだ。
それを1週間ちょっとやらずに済ませれば、それなりにストレスはたまる。おまけにもうひとつのストレスをためない方法である読書もちょっと量が少なめだからなおさらだ。

だが、もうひとつストレスをためない方法だけは維持できている。
それは「文句を言わない」ことである。

文句が多い

とにかく文句が多い世の中だなと思う。いや、文句を言ってることが可視化されやすい世の中だし、可視化する形で文句が表面化しやすい世の中だということかもしれない。
インターネット上にはとにかく文句や批判が多い。

一方で、正しさや良いことを過度に求める姿勢も目立つ。とりわけ自分自身に対してよりも他人に正しさや優良なことを求める傾向があるように見える。
そのことと文句を言いやすい環境がいっしょになって、誰かが正しくなかったり良くない選択をしたりしてると文句を言ってしまうことが日常的に頻繁にみられる。いや、そういう文句が目や耳に飛び込んでこない状況というのはほぼないくらいだ。ネットの向こうでも、リアルな身近なところでも。

文句はとにかく言いやすい。
何か問題があれば他人や環境のせいにしてしまった方が、自分でその状況をどうにかするより楽だから。
けれど、自分がどうにかすれば文句を言ってる状況はなくなり、ストレスから解放されるが、文句を言ってるだけだと状況は変わらないどころか、文句を言われた側が気分を害したりして余計に状況は悪化したりする。
はたして、ちゃんとそういう先々のことを考えて文句を言ってるだろうか?と感じることは多々ある。

誉めるのもラク

一方、悪いところに目をつけ文句を言うより、良いところを見つけて誉めるほうがむずかしい。
文句ばかり言う人は他人の良いところを見つけるのが苦手だ。

そう、思ってしまいがちだから、今の時代、あながちそうではない。
文句を言うのは、良いところを見つけられる力があって、それを見つけられない対象に苛立つから文句を言っているケースがある。
つまり、今の時代、他人の良いところを見つけて誉める力を持った人が、誉める対象にならない人や状況に対して文句を言いがちな状態になってしまっている。

もちろん、良くしようとして、良くならないから、苛々し、文句を言ってしまうのだから、責められたものではないのだけれど、それでは本人にもストレスがたまるし、結果、まわりの環境の状況も悪化してしまうのでやっぱり良くない。

結局、文句を言うことよりはスキルも必要なことなのだが、誉めるということもそれなりにラクなのだ。
そして、ラクなことをしても、何も変わらないからこそ、苛々は増し、誉め言葉も、文句へと反転するタイミングが訪れてしまうのだと思う。

自分で状況を変える

結局は自分で、黙々と状況を変える行動をとることなんだと思う。

文句をいってもはじまらない。他人や環境に文句を言ってるだけでは状況は良化しない。文句を言って、自分も、まわりもネガティブになるだけだ。
たいていのケースではそもそも文句を言うのは単に自分が気に入らないというだけで、立場が異なる相手への配慮が不足している。コミュニケーションが足りずにお互いの立場の違いからくる差異を認識できないまま、無駄にネガティブな判断をして状況を悪化させてしまう。

誰も完璧ではないし、誰もが自分のいいと思うものをくれるわけではない。
それに対して寛容でいられるか、文句を言うかである。

結局、そこでやること、認めるべきことは受け入れてしまったほうが状況は良くなる。そのこと自体が文句を言いたくなった原因を消去することにつながるし、もっと良いものを得るきっかけにもなることが多い。
文句を言って終わりにするのは、結局、その状況を変える行動のなかに自分が入ろうとしない怠惰な姿勢でしかないわけで、それではいつまでたっても文句を言いたくなる状況はなくならない。

そんなストレスフルな状況に僕は耐えられないので、黙々と自分でやれることはやったほうがいいんだろうなと思ってる。
状況を変えるために文句を言わずに自分で行動する。それには、やらされる仕事をするのではなく、どう自分で自分の仕事をつくるかが大事だろう。

人に仕事をお願いされてる限り、何かしら自分と合わない部分があるのは致し方ないことだから。文句を言わずに自分の仕事をつくるにはどうしたらよいかをちゃんも考えた方がいい。

そして、もうひとつ、できないことはできない。できなかったら、他の人に代わってもらえるようにすること。弱い部分を認めるのも大事だろうなと思う。

と、まあ、ひさしぶりに書けた。
この調子で2冊たまってる書評も書きたい。


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