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ボウズ、いるか??

小学校四年生の息子です。

ボクは、生まれてから一年半くらい、

ばあばの住んでいる団地で一緒に暮らしていました

お花見、なつまつり、すいかわり、運動会、もちつき…

団地の自治会でイベントがたくさんありました

おじいちゃんとおばあちゃんばかりが住んでいる団地で

赤ちゃんのボクはみんなに可愛がってもらっていました

団地裏にあるドラッグストアの姉さん

コンビニやファミレスの店員さん

中でもばあばと同じ棟に住んでいる「はるおちゃん」というオジさんは

いつも

「おい!ボウズ、いるかー?」

大声で部屋の外から呼びかけて

とても可愛がってくれました

「はるおちゃん」に呼ばれて

小さいボクが窓から顔を出すと

飴ちゃんやお菓子をくれました

あれから 何年も経ちました

ボクはばあばの団地から遠い田舎へ引っ越しました

「はるおちゃん」は最愛のお母さんが亡くなって

少しボケてしまったそうです

色んなことを忘れてしまっていると

ばあばから聞きました

それでも相変わらず

ばあばのところに

「ボウズ、いるかー?」とやってくるそうです

はるおちゃん「ボウズ、いるかー?」

ばあば「遠いところに引っ越しちゃったのよ」

昨日は

そんな会話が繰り返された後

アイスを買ってもってきたそうです

「ボウズ、アイスが好きだったよな」

はるおちゃん、ボクがアイスが大好きなことを

覚えてくれていて、ありがとう。

ボクは「はるおちゃん」のこと

ちょっと怖いけどやさしいオジさんだってこと

よく覚えているよ。



ありがとう♪しゅくらんらん! 実は子どもたちに時々ハンバーグや焼き鳥、好物を食べさせたいんです!! 心より、子ども共々よろしくお願いいたします。