それ分析ちゃう、情報整理や
来月、東京でセミナーを開きます。
なので今、自分のセミナーを案内するためにプロモーションを組んでるんですね。
とはいえ、まだセミナー内容もどうしようか決めかねてまして、、、なので先日、過去のセミナーに参加いただいた一部の方に「どんなことで悩んでいるか?」をリサーチさせてもらいました。
「やっぱリサーチって面白いな〜」
そう思いながら話を伺った結果、最終的には今回のセミナーは広告作成のミニワークショップをすることになりました。
どうやら、広告の文章術とかデザインのセミナーに参加するんだけど、ノウハウを教えてもらってわかった感じになるけど実際に作ろうとしたら手が止まってしまうことが多々あるらしいんですね。
つまり、落とし込みに時間がかかっちゃってるわけです。
なので、セミナーを「広告のドラフトを強制的に完成させる場にするのはどうだろう?」というアイデアが出てきました。
でも、正直に言いますと「ノウハウを教えてもらってもなかなか実行できない」という悩みは、ズバリそのままの言葉を教えてもらったわけじゃありません。
リサーチをした中で、ぼくが情報から意味合いをひねり出しただけにすぎません。つまり、仮説なんですね。
でも、情報分析するためには、いかに仮説を作り出すことができるか?が大事になってくるんです。(ちなみに情報から仮説をひねり出す行為を「クリスタライズ」と言ったりします)
今回リサーチした時に聞いた実際の言葉は「マーケティングについて知りたい」「コピーライティングについて知りたい」「広告を作れるようになりたい」といったものでした。
それをそのままセミナーにしてもいいんですが、そんなものだと東京周辺では腐るほど開かれています。
なので、わざわざぼくが似たようなセミナーを開いたところで、面白味もないですし、それにぼくのセミナーを選ぶ意味合いもあんまりありません。
しかし、セミナーというのはそもそもは問題解決の場、参加者が主役になる場です。
なので、セミナー内容というのは参加者が「本当にこれを解決したい」と思えるような内容にすることが、主催者の務めなんですね。
セミナーとは決して、主催者が独壇場でノウハウを振りかざす場所ではないんです。参加者が主役なんです。
なので、「マーケティングについて知りたい」「コピーライティングについて知りたい」「広告を作れるようになりたい」といった言葉の裏にはどんな本心が隠れているのかを徹底的にヒアリングさせてもらったんです。
そのヒアリング内容から、さらに情報を整理して出てきた仮説が「広告のドラフトを強制的に完成させる場にするのはどうだろう?」というものだったんですね。
まあ、当然の話なんですが、これに参加者が集まるかどうかは全く想像つきません。市場に出してテストするしかありません。
ですが、「情報分析をしています」と言いながら、情報収集・整理で止まってる人は、本当に多いです。
・SWOT分析
・5フォース分析
・バリューチェーン分析
・コアコンピタンス
・シックスシグマ(つぶれたけど、、)
このような「分析」という名のつくマーケティング手法はたくさんあります。
ですが、これらはただ抜けなく情報を集めて整理するための思考術にしか過ぎません。そこから自分の力で仮説を立てることこそが分析と言えるんです。
情報を集めてデータ化するのは分析じゃありません。リサーチは分析じゃありません。
自分の頭でしっかり考えて仮説を立てる。そしてその仮説がいかに核心をつけるか。これこそが鋭い分析能力と言えると思います。
そのためにも日々頭を使って、いろんな視点で仮説を立てるクセをつけておきたいですね!
田辺輝恭
ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。