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トラウマに効く処方箋

週刊ダイヤモンドで、とある医学ライターさんの記事を読みました。

その記事では、幼い頃に受けた身体的虐待やネグレクトなどがもたらすトラウマの克服には、『チーム競技への参加が役立つ』と書かれていました。

(ネグレクトとは、保護の怠慢・拒否のことです)

どうやら、アメリカの医師会雑誌『小児学科』で発表されたデータらしいのですが、研究者によるとチーム競技に参加することで、自尊心が強化されるとのことなんですね。

そして、チームに参加して認められることで「自分は受け入れてもらえるんだ」という意識が開花してレジリエンスの育成にも役立つとも公表があったみたいなんです。

とはいえ記事の内容は「うつ病の診断歴を持つ人の比率は、ACE(Adverse Childhood Experiences:逆境的小児期体験)経験者が2.4%、日経験者は1.2%と経験者が有意に高い。」といった、報告書の調査結果を書き写したものがメインで、ライターの主張やデータの裏付けなどは書かれていなかったんですね。

なので、この記事の内容が完全に正しいとは言うつもりはありません。

ですが、『トラウマの克服にはチーム競技への参加が役立つ』というのは一理あると、ぼくも考えます。

なんでそう思うのかというと、やっぱりコンサルティング経験を通しての経営者の話になっちゃうんですが、やっぱり会社というのは経営者の心持ち次第でどうしても大きく変わるというのを何度も見てきたからなんです。

確かに今の時代は、組織ひとりひとりの力を発揮させるべきだ!という声が大きいです。ですが、小さな組織であればあるほど、やっぱり経営者・代表のなりふり次第で勢いや結果というのは全然違ってきます。(ワンマン経営とは違います)

つまり、経営者が活発的で自らどんどん進むタイプの会社は伸びていますし、逆に経営者が自虐ぎみでいつも悲観的な考えや態度をとってるところは、その影響の引っ張られる形で組織全体の士気も低く業績もイマイチということが多いということです。

つまり、経営者の自尊心の高さが、そのまま業績として現れるというのが、ぼくの持論なんですね。

なんですが、先ほどの後者タイプの経営者。そんな人でも自尊心を高めて、会社の業績を伸ばすパターンがあります。

それが、『何かしらのチームに所属して、自分の価値観を高めること』なんですね。

それは経営者だけが参加できる会合でもいいですし、趣味のスポーツとか娯楽の集まりでもなんでもいいんです。その中で自分の居場所を見つけて、自分の価値観を共感してくれる仲間を集めることができた時、うだつの上がらない経営者が覚醒することが本当に多いんです。

つまり、どこに身を置くか?といった『環境』次第で、人も組織も全く違う生き物になるということなんですね。

となってくると、「どの環境に身を置くか?」という判断がかなり重要となってきます。

そして、身を置こうとしている環境はどんな質なのか?を見極める眼も大切になってきます。

田辺輝恭


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