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刹那的に流されているだけかも

ぼくの妻は家計簿をつけるタイプです。

しかも、パソコンなどといったデバイスを全く使えないので(スマホも5年くらい平気で同じものを使うくらい無関心)、全て手書きで支出の記録を残しています。

なので毎週末、専用の入れ物にパンパンにたまったレシートを机に並べて、せっせと家計簿に書き記していってるんですね。

で、話がちょっと変わるんですが、妻のこういう姿を頭に残したまま先日とある週刊誌を流し読みしていたら、消費税増税にともなって奥さんが支出の切り詰めを行っているという記事を目にしました。

読者さんからの投稿を綾小路きみまろさんが面白おかしく共感したり、イジったりするというコーナーの記事だったんですが、そこに書かれていたものは、奥さんが支出の全ての項目をどうにかして1割カットさせるべく躍起になって困ってるという旦那さんの悩みだったんですね。

しかも旦那さんが「ちょっとやりすぎなんじゃない?」と制したところ、「じゃあ、あんたの小遣い2割カット」といわれて嘆いているという、、w

とまあ、こんなかんじで寸劇みたいな描写をされてたんですが、これって要は手元にお金を残したいってことですよね。将来のため、老後のためにお金をどうにかして残すために、このように頭を捻らせてるんだと思うんです。

となると、たしかに支出を抑えるというのはもっとも簡単かつ効果的なやり方だと言えます。なぜなら支出を減らしたその分は、絶対にお金が残りますからね。収入が一定であるなら尚更です。

しかも、支出をおさえて手元にお金を残したいってのは、別に家庭に限った話じゃありません。企業でもよくやる戦術の一つですよね。

ボーナスを削る、採用人数を減らす、事務用品代などの予算を削るなど。

こういった固定費や経費の削減をすることで、ダイレクトにキャッシュを生んでいこうというのが、企業にとっての支出見直しです。

このような施策というのは、とくに税理士さんや会計士さんに金策の相談をしたら、まず言われることになってくるんですが、それはそれでやればいいと思います。ですが、企業というのはどんな業種であれ収入面も調整することができる特性もありますよね。

多くの経営者さんは、支出の調整や資金繰りには必死に対応するんですが、こと収入面に関してはなかなか積極的になりません。

というのも、そもそもとして「あまりお金ばかりを追いかけたくない」という精神が働いているというのもあるんですが(経営者なのに)、収入に関する施策は確実性が薄いというのが強く影響しているんです。

支出の調整や資金繰りというのは、自分や相手が「やる」と言えば即キャッシュとして反映されます。なので、経営者としても心理的や労的な負担が少ないので、積極的に行動することができます。

ですが、収入面は違います。

マーケティングに正解はありませんし、そもそも考える内容が慣れてない人にとっては難しすぎます。

しかも知らない人からすると、マーケティングというのはどこか虚業のようにも見えますし、しかもマーケティング活動そのものにお金がかかったりもします。

なのでぶっちゃけよくわからないマーケティングに力を入れるよりは、単純明快でわかりやすいセールスだけをメインに手をつけます。ですが、鉄砲玉みたいな当たって砕けろの精神で特攻ばかりしてしまいがち。結局、労力のわりには全く成果があがらず、疲弊しきって「うちはしょせんこんなもんさ」と諦めてしまう、、、というスパイラルにはいってしまうんです。

それでも、「今の会社のあり方が一番しあわせなんだ」というのであれば、それはそれでいいことだと考えます。

ですが、「こんなの思い描いてたのと違う、、」というのであれば、ちょっと自分の行いを見つめ直した方がいいですね。

田辺輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。