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ドーパミンとヒーリング

ありのままの自分を受け入れよう。

これはよく、自分への自信の付け方だったり、スランプや悩みから抜け出す方法として紹介されています。

これがどんなものかというと、多くの人は自分に自信がなかったり弱点や欠点ばかりに目がいってしまったりする場合に、それを補おうとします。例えば、今まで以上に勉強を重ねてみたり、苦手だと思っていることにあえて挑戦してみたりしてです。

そうすることで行動力も養われますし、課題を達成することによって自信をつけたり悩みが解消されますよね。なので、嫌なことにあえて挑戦して克服しようと奮起したりするのです。

また一方で、自分のダメな一面ばかり見てしまって、「どうせ自分は価値のない人間なんだ…」などとさらに自己卑下に陥るパターンもあります。

こちらの場合は、目の前におきた現象をマイナスだけに捉えてしまってる状態です。なので嫌なところばかりどんどん意識が向いてしまうので、結果として塞ぎ込んでしまうんですね。

正直にいうと、これら2つのどちらがよくてどちらが悪いというのは、実は存在しません。一見すると「苦手を克服する」という前者の方がポジティブな印象があります。ですが、両方とも共通して言えることは、「自分自身を痛めつけている」ということですよね。

なのでどちらにせよ、心の苦しみというのは生まれてくるようになるのです。

ですが、あなたはそんな心の苦しみを負ってまで変わる必要はない。あなたはあなたらしく。全てを許して自分で自分を包み込んであげれば、自信や悩みというのは改善されますよ!というのが、『ありのままの自分を受け入れよう』の言葉の真意です。

つまり、自分の自信の付けたいのであれば、「オレはできる!」「頑張れば自信はつく!」というドーパミンじみたものじゃなくって、「今のままでも大丈夫」というヒーリングサイドで動機付けしましょってことなんです。

なのですが、、、ですよ。

ぼくは、この『ありのままの自分を受け入れよう』という考えは、諸刃の剣だと思うんですね。

なぜなら、その人の習慣や言葉に触れたタイミングによっては、どんなことをしていても自分はいいんだと捉えることができるからです。言い換えると、どれだけ自堕落な生活を送っていても「オレはこのままでいいんだ!」と勘違いしてしまう可能性があるということなんですね。

これこそ、自己啓発系の甘い部分です。

そうなんですよ。この『ありのままの自分を受け入れよう』というのは、すでに苦しんでもがいて槍をグサグサ刺されながらも動いているのに、、、もうどうにもならない!という人に対して、初めて意味があるんですよ。

なぜなら、行動しているので少なからず成長をしているからです。

でも、自分では自分自身の成長度合いを客観視するのは難しいです。なので、いったん足を止めて頭を空っぽにすることで、自分のちょっとした成長が見えてくるというわけなんですね。

で、結果それが自信につながるということです。

まぁ確かに自己啓発系の本を読んでたら、甘い言葉がたくさん載っています。 そしてついつい「このままでいいんだ!」「オレは大きな成功を収めることができる」などと、身も蓋もない幻想に囚われてしまうこともあります(苦笑)

施工方法やノウハウなどというのは、しょせんツールでしかありません。つまりハサミのようなものです。

なので振るう人によって、善にも悪にもなるんですよね。

田辺輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。