意見のぶつかり合いをなくしたい
企業のコンサルティングに入っていると、たまに共同経営者に対しての悩みを聞くことがあります。
「あいつのあの面が納得いかない」
「どう考えてもここは間違ってると思う」
「言ってることとやってることが違う」
多くの場合は、こんな感じで半ばグチみたいなものを話されることがほとんど^^;
とはいえ、このままじゃマズいことはお互いにわかっているので、一度腹を割って話し合いをしてみます。ですが、結局はお互いの主張がぶつかり合って、話は平行線を辿るだけ、、。
このように、共同経営だったり、一時的に同じ組織下で活動をしていると、お互いが『正しい』と思った判断をした上でぶつかり合うことは、本当によくあります。
特にこのような間柄だと、一度でも貸し借りが発生してしまうと、もう泥沼確定ですよね。
「あの時困ってたお前に俺は手を貸してやった。」とか「前に、あそこまでフォローしたのに、そのお返しがこれだと割りに合わんだろ。」とか「おい、十分均等性は図れているだろ。」なんて言い合いをしている姿が目に見えます。
もちろん共同経営でも、共同プロジェクトでも、その運営がお互いに満足がいった上でうまく進んでいるのであればまだマシでしょう。
でも、ビジネスをする上で、最初からうまくいくところなんか非常にマレです。しかも”共同”しているくらいなんですから、そもそもお互いになんらかのリソースが足りない状態からのスタートです。
結成前は「やろうやろう!」とノリノリかもしれませんが、必ずなんらかの軋轢は生じることを前提に進めるに越したことはございません。
とかいっちゃうと、共同経営とかプロジェクト、JVってやらないほうがよさそうじゃな、、、と思っちゃうかもしれませんが^^;、ぼくはそのようなことを言いたいわけじゃないんですね。
さっきも言ったんですが、共同で行うということは、お互いのリソースを補い合うわけです。それに物理的に人手も増やすことができます。
なので、一人ぼっちでやるよりかは、プラスの方向に働きやすいというのは間違いありません。つまり、共同で組織を運営するということは、意見のぶつかり合いさえなければメッチャうまいことしかないんですよね!
じゃあ、意見がぶつからないためにはどうすればいいのか?
それについて、ぼくなりの意見を簡単に2つお話しさせていただきます。
まず1つめ。これは、そもそも対等な立場の人とは組まないというのがあります。つまり、最初っからパワーバランスが違う人と組むってことですね。
もちろんそのパワーバランスは、自分より実力は知名度が高い人と組むのがポイントです。そうすることで、今の自分じゃありえない恩恵を得ることができますし、ビジネスのステージも一気に相手側に引き上げることもできます。
自分よりパワーが強い人と組む時のポイントは、できるだけ相手の労力を使わないということです。プロジェクトであれば、作業関係は全てこっちで請け負って、顧客リストとか強い営業先へのアポイントなどといった、「大して労力は使わないけど、今の自分は持ってない強大な資産」を借りるようにするんですね。
もう1つが、傾聴と質問の時間を決めるというものです。
意見のぶつかり合いや、不信感がお互いに募るときってのは、ほとんどが立場が均等な相手と仕事をしている時です。
なので、意見がぶつかった時は、必ずお互いに傾聴する時間と、質問をする時間を設けることが大事になってきます。もちろん、その傾聴・質問の時間も同等にします。
そうすることで、お互いに意図が伝わるようになりますし、しっかり聞く・しっかり話すというのをすることで本音を出すことができるようにもなります!
田邉輝恭
ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。