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お金だけが解決策ではない
人と違う体験をする。
これは自分の価値を高めたり、視点や世界観をガラリと変えるために必要な行動だといわれていますよね。なので、経営者関係の学びの場や、形而上学などを学ぶ場所にいくと、「ちょっと背伸びしてでも体験したほうがいい」というように言われます。
なので、中には高級ホテルに泊まったことがあるだとか、新幹線の移動を常にグリーン車にしているというような人もいるかもしれませんね。
たしかに、自分や自分の企業を成長させるために、体験価値を得ることは非情に重要なことです。ぼくだって体に貢献するという意味合いで、意識的に体に良いものを食べようとしてますし、たまに「いやぁ、ここまでしなくていいんじゃない?」というような、ちょっと懐を痛める思いをしながら宿を決めるときがあります。
ですが、こと体験価値を得る手段に関しては、質が高くワンランク上の体験ばかりをすればいいというわけではないんですね。
というのも、体験価値を得る最大の目的は、凝り固まった自分の価値観を大きくほぐすこと。つまり、新たな視点や感性を得ることにあります。
さらにいうと、それを積み重ねることで人々が気づかないようなちょっと違う視界、どんな出来事も受け止めて自分に落とし込むことができる感受性を養うことが目的となりますよね。
要は、人生のステージが変わるほどの体験をしようということです。
となると、ですよ。
体験価値を得る方法は、なにもお金をたくさんつかうだけじゃなくなります。じつは、その逆でも面白い効果を掴むことができるようになります。例えば、一泊3万円も出したのに50人近くのオッサンたちと雑魚寝をさせられるとか、電気も届かないタイの山奥で合宿をするとか、、、などです。
こういうやりかたでも、体験価値を得ることはできるんですね。
むしろ、自分の人生観を豊かにするためには、こちらの方が大きな影響を受けるかもしれません。
なぜかというと、いっけん体験価値が高そうな「レベルの高い生活をしてみる」という体験。これって実は、お金さえ積めばなんとかなる部分があります。ですが、今のライフスタイルより低い生活をするとなると、そこにはお金以外にも絡んでくるものがあります。
それは、感情です。
一般的に、今のライフスタイルを低い方に崩すとなると、大きなストレスを抱えるようになります。「いやだ、この生活を手放したくない!」という感じで。
見たことありませんか?いい生活を維持することに必死で、お金をいろんなところから借りまくってる人の姿を。なので、今より低い生活をわざわざ送ることは、人として何より大きな抵抗があるのです。
ですが、そこを一歩踏み出して、発展途上国の山奥で電気もガスもない状態で、ご飯も満足にいかないどころか、むしろスタンダードでハエがたかっている環境で数日過ごすということができれば、お金を積むより貴重な体験をすることができます。
もちろんこれは、あくまでぼくの個人的な意見でしかないのですが、、、
あなたの目にはどのように映りますか?
田辺輝恭
ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。